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予選レポート

F1アブダビ予選:悲願のタイトルへ! フェルスタッペン、チームプレイで掴んだ至極のポール。角田裕毅8番手

F1最終戦アブダビGPの予選が行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジション。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、8番手だった。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 2021年シーズンのF1最終戦、第22戦アブダビGPの予選がヤス・マリーナ・サーキットで行なわれた。シーズン最後の予選でポールポジションを獲得したのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。

 全22戦の長いシーズンも、ついに大詰め。タイトル争いは、フェルスタッペンとルイス・ハミルトン(メルセデス)が最終戦で同ポイントに並ぶ、史上まれに見る激戦となった。

 今季限りでF1活動を終了するホンダ、F1から引退するキミ・ライコネン(アルファロメオ)、来季はフォーミュラEに戦いの場を移すアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)にとってはこれがF1最後の予選となる。

 最終決戦の舞台であるヤス・マリーナ・サーキットは、レイアウト改修でより高速化されている。オーバーテイクの増加が改修の目的のひとつではあるものの、レースでどれだけオーバーテイクできるかは未知数なだけに、予選では各チーム戦略の自由度を確保しながら、できるだけ上位グリッドが欲しいところだろう。

 西日が強い現地時間17時、気温25度、路面温度30度というコンディションで予選Q1がスタート。多くのマシンがソフトタイヤを履いたが、フェラーリの2台だけはここでミディアムタイヤを使った。

 フェルスタッペンだけでなく、アルファタウリの2台も1分23秒台のタイムをマークし、上位につけた。ただそれを、1分23秒台前半を記録したメルセデス勢が上回っていった。フェルスタッペンも負けじと2度目のアタックで1分23秒322をマークし、2番手に割って入った。

 ミック・シューマッハー(ハース)がピット入り口に設置されていたボラードに接触し、このボラードがコース上に転がってしまったことで、セッションは一時赤旗中断。このボラードをランド・ノリス(マクラーレン)が踏んでしまうシーンも見られた。

 残り時間6分25秒でセッション再開。フェラーリはここでソフトタイヤに履き替えた。この時点でQ2進出ボーダーは1分24秒6前後。ウイリアムズやアルファロメオ、アストンマーチン、ハースといったチームがこのボーダーを越えようとアタックした他、ほとんどのマシンがコース上に出た。

 最終的にQ1敗退はニコラス・ラティフィ、ジョージ・ラッセル(共にウイリアムズ)、ライコネン、シューマッハー、ニキータ・マゼピン(ハース)の5台。ライコネンは最後の予選をQ1で終えた。

 トップは最後のアタックで0.4秒タイムアップし、1分22秒845をマークしたハミルトン。フェルスタッペンは赤旗後にコースインせず、メカニックがフロアを入念にチェックしていた。

 15分間の予選Q2、メルセデスやレッドブルだけでなく、アルファタウリの2台やノリス、ジョビナッツィもミディアムタイヤでピットを離れた。

 ここでトップに立ったのは1分23秒185をマークしたハミルトン。フェルスタッペンは0.004秒差、ボッタスが0.061秒差で続く大接戦だ。これに続く4番手となったのは角田裕毅(アルファタウリ)で、トップから0.219秒差。ミディアムタイヤでのQ3進出が十分望めるポジションにつけた。

 少しタイミングをずらしてソフトタイヤでアタックしたマシンの中で、角田のタイムを上回っていったのはフェラーリの2台のみだった。

 2度目のアタックに向かっていたフェルスタッペンは、ターン1でタイヤをロックさせ、『大きなフラットスポットを作ってしまった』と無線で報告。1セットしか残っていなかったミディアムタイヤが決勝レースで使えないとなると、戦略を変更してソフトタイヤでタイムを更新し、スタートタイヤにしなければならない状況に追い込まれた。

 セッション残り3分、ソフトタイヤに履き替えたフェルスタッペンも含め、15台がコース上に。まるでレースをしているかのようにトラックポジションを争いながら、アタックに向けてタイヤを温めた。

 フェルスタッペン、ペレスはソフトタイヤでタイムを更新。角田はミディアムタイヤで記録したタイムでQ2突破の8番手を手にしたため、Q3に進出したドライバーの中で、メルセデス2台と角田だけがミディアムタイヤで決勝をスタートする。

 11番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)以下、ガスリー、ランス・ストロール(アストンマーチン)、ジョビナッツィ、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)がここで予選を終えた。

 今季最後のポールポジションを争うQ3は、レッドブル2台が先陣を切ってコースイン。セクター2でペレスのスリップストリームも活用して、真っ先にアタックしたフェルスタッペンは1分22秒109という圧巻のタイムを叩き出した。

 ターン5でわずかにタイヤをロックさせたハミルトンは、フェルスタッペンに0.551秒もの大差をつけられ、2番手に甘んじた。ペレスは翌周に改めてアタックし、3番手につけた。

 角田は、ボッタスを上回る4番手タイムを叩き出したが、このタイムは残念ながら最終コーナーのトラックリミット違反により抹消されてしまった。

 残り時間3分半、ハミルトンを先頭に各車が今季最後のアタックへ向かう。しかしハミルトンはセクター1で自己ベストならず。セクター2、3では自己ベストを更新したものの、0.371秒及ばなかった。

 ポールポジションを獲得したフェルスタッペンは、無線で歓喜の雄叫び。見事なチームプレイで、チャンピオン獲得に向けて最高のグリッド位置を手にしてみせた。

 ノリスは、最後のアタックで3番手に飛び込んだ。4番手はペレス。フェルスタッペンのサポートをしながらも、ボッタスを上回ってみせた。5番手はカルロス・サインツJr.(フェラーリ)。ハミルトンをサポートしたいボッタスは、6番手と少し離された。

 角田は最終的に8番手。トラックリミット違反で幻となったタイムが悔やまれるが、最終戦にして初めて、チームメイトのガスリーを予選で上回った。

 異次元の争いをみせているフェルスタッペンとハミルトンがやはりフロントロウに並んだ形となった。だがタイヤ戦略は異なり、決勝レースはどんな展開になるのかは全く分からない。だが、歴史に残る1戦となるのは間違いないだろう。

 
 
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順位 ドライバー タイム 平均速度
1 Netherlands マックス フェルスタッペン 1'22.109   243.510
2 United Kingdom ルイス ハミルトン 1'22.480 0.371 242.415
3 United Kingdom ランド ノリス 1'22.931 0.822 241.096
4 Mexico セルジオ ペレス 1'22.947 0.838 241.050
5 Spain カルロス サインツ Jr. 1'22.992 0.883 240.919
6 Finland バルテリ ボッタス 1'23.036 0.927 240.791
7 Monaco シャルル ルクレール 1'23.122 1.013 240.542
8 Japan 角田 裕毅 1'23.220 1.111 240.259
9 France エステバン オコン 1'23.389 1.280 239.772
10 Australia ダニエル リカルド 1'23.409 1.300 239.715

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