試験導入予定のF1予選新方式、ドライバーからは疑問の視線「上手く行ってるモノを変えなくても……」
F1は5月のエミリア・ロマーニャGPで新しい予選方式を試験的に導入するが、現F1王者であるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はこれに懐疑的な考えを示している。
F1は今年5月に開催されるエミリア・ロマーニャGPで、使用タイヤを指定する新たな方式の予選を試験的に導入する。しかしこの新方式に対して、昨年のF1王者であるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は懐疑的な声を上げている。
この新方式の予選の目的は、各グランプリへ持ち込むタイヤ本数の削減にある。この新方式予選が実施されるグランプリに持ち込まれるタイヤの総数は、現在の13セットから11セットへと削減される。そして予選Q1でハード、Q2でミディアム、Q3でソフトタイヤの使用が義務づけられることになる。ただし、ウエットコンディションとなった場合は、その限りではない。
この新方式の予選は、必ずしも予選のスペクタクルを改善することを意図したものではなく、前述の通りタイヤの使用本数を減らし、持続可能なモノとすることを目的としている点は、より強調されるべきだろう。2023年中には2回のグランプリで試験導入される予定だが、ショーにとって良くないと分かった場合、この新方式がゴリ押しされることはないとされている。
そんな新予選方式だが、レッドブルのフェルスタッペンは、現在のフォーマットを崩すことには懐疑的だ。特に寒いコンディションとなった際にQ1でハードタイヤを使用することを懸念しているという。
「イモラ戦は寒くならないことを期待している。そうなったら、かなり難しいことになるだろうね」
フェルスタッペンはそう語る。
「誰にとっても同じことだ。ただ、僕は予選でこうしたことを行なう必要は無いと思う。メリットが何もないよ」
「こんな風に手を加えるよりも、もっと互いにギャップを縮めてより競争する姿を見たほうが良いだろう。きっと(変更は)ショーのためだと思う」
フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスも、持続可能性の面はともかく、フェルスタッペンと同じようにショーの側面からは必要ない変更だと語った。
「バーレーンの予選がどれだけ接戦だったかを見れば、そういうのは必要ないと思う」と、ペレスは言う。
「何も変える必要は無いと思う」
「もちろん、一度試して様子を見てみることになる。でも上手く機能しているモノを変える必要はないよ」
またシャルル・ルクレール(フェラーリ)は「変更の必要はないと思うけど、やってみて様子を見よう」と語っている。
なおこの新予選方式が導入されるフォーマットでは、各ドライバーは週末を通してハードタイヤを3セット、ミディアムタイヤを4セット、ソフトタイヤを4セット使用することができる。そのうち予選で6セット、フリー走行と決勝で5セットのタイヤを使用することになる。
タイヤの総数が減ることでフリー走行にも波及的な効果が及ぶことになるが、エンジニアによる初期的な分析では、FP2とFP3でソフトタイヤを1セットずつ使い、Q3に新品のソフトタイヤを2セット残すことは可能だという。
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