盗難被害のベッテル、取られたのは”つまらないモノ”だけだと説明も「お気に入りのバッグだったのに……」と悲しむ
F1スペインGP終了後に盗難被害に遭ったセバスチャン・ベッテル。盗まれたバッグには貴重品類が入っていなかったと説明した。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
セバスチャン・ベッテルは、スペインGP終了後にバッグを盗まれる被害にあうも、犯人が”唯一”価値のあるヘッドホンを捨てたため、「大したものは盗まれなかった」と語っている。
ベッテルはスペインGP終了後の月曜日、バルセロナでホテルの外に停めていたクルマの中に置いたバッグを窓越しに盗まれた。しかしベッテルは、それに気づくとスクーターにまたがり追跡した。
ベッテルは、盗まれたバッグの中に入れてあったAirPodsのシグナルを頼りにバッグを探したものの、窃盗犯が追跡を困難にすべくAirPodsを捨てていたため、肝心のバッグは見つからなかったという。
モナコGPに先立ち、ベッテルはこの出来事について次のように語った。
「朝、ホテルからチェックアウトする時に、バッグをクルマの中に置いていたんだ」
「(ホテルに)少し戻って出てきたら、バッグが無くなっていたんだよ」
「しばらくして、ヘッドホンをバッグの中に入れていたことに気づいて、その位置が分かったんだ。ヘッドホンは見つかったけど、バッグは見つからなかったから、”チェイス”にはならなかった」
「もちろん、バッグを失ったことは少し残念だよ」
「(ヘッドホンは)バッグの中に入れていたけど、僕が見つけた時には植木鉢の中に入っていた。盗んだ人は、自分が追跡されることをよく分かっていたんだね」
窃盗犯を追いかけようとしたことで身の危険は感じなかったのかと尋ねられたベッテルはこう答えた。
「僕はバッグを取り戻したい一心だったんだ」
Sebastian Vettel, Aston Martin, on the grid
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
盗まれたバッグには貴重品類が入っていなかったものの、そこにはIDや運転免許証などが入っており、紛失時の手続きの煩雑さから取り戻したいと考えていたというベッテル。窃盗犯としては実りのない盗みになっただろうと語った。
「価値のあるモノは入っていなかった」とベッテルは続ける。
「パスポートがそこに入っていたのかどうか、その時には分からなかった。でもたまたま、別のバッグに入っていたから、ラッキーだったね」
「でも、IDや保険証、運転免許証などのつまらないモノが入っていて、再発行には時間がかかるし、書類にも記入しないといけない。あまり嬉しくはないよね」
「幸い、そこにお金は入っていなかった。(スペインGPの前に)バイクで負った火傷のための包帯は入っていたんだけどね」
「バックパックを持っていった人からすると、あまりいい盗みじゃなかったと思う。唯一価値のあるのがヘッドホンだったんだからね」
「でもあのバックパックがお気に入りだったんだ!」
「盗んだ誰かを見つけて奪い返して、スクーターに戻ろうと思ったけど、誰もいなかったんだ」
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