輝きを取り戻せるか。ウイリアムズ、2020年シーズンに向け”健全”な予算を確保
ウイリアムズは、分配金とスポンサーの減少にも関わらず、2020年に向けて健全な予算が用意できていると主張した。
Robert Kubica, Williams FW42
Jerry Andre / Motorsport Images
2019年シーズン、コンストラクターズランキング10位に終わったウイリアムズ。いくつかの既存スポンサーとの契約も終了したものの、2020年シーズンに向けて健全な額の予算が準備できているという。
ウイリアムズの2019年用マシンFW42は、グリッドで最も遅いマシンであり、ロバート・クビサが波乱のレースとなったドイツGPで1ポイントを獲得するのがやっとだった。
また、ウイリアムズはシーズン終了後に長年のスポンサーだったユニリーバを失った。さらにクビサが離脱したことにより、ポーランドの石油会社であるPKNオーレンもチームへの支援を終了した。
一方、タイトルスポンサーであるROKiTの貢献に加え、新たに多くのスポンサーと契約を締結しているというウイリアムズは、関連会社であるウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング(WAE)を売却し、財政面をさらに強化している。
ウイリアムズは、フォーミュラEのシーズン1〜4までバッテリーを独占供給していたWAE株式の過半数を、EMKキャピタルが管理する企業に売却すると発表した。
ウイリアムズのチーム副代表であるクレア・ウイリアムズは、ロイ・ニッサニーとテストドライバー契約を結んだことをイスラエルで発表した際、2020年シーズンに必要な予算を確保したと明かした。
チームの財政基盤について尋ねると、彼女は次のようにmotorsport.comに答えた。
「スポンサーシップ(の獲得)は難しく、簡単ではありません」
「みんなそれは分かっていますし、簡単にスポンサーシップを見つけているチームはないと思います」
「私たちのビジネスモデルは、実際スポンサーシップに大きく依存しています。しかし過去十数年とは違い、年間を通じて必要なことを行なうための健全なレース予算をなんとか見つけることができました」
「ご存知の通り、私たちはWAEの株式を過半数売却しました。その収益も、F1の予算を強化するために使われます。ですから、2020年の予算について心配する必要はありません」
ウイリアムズは、2020年の新車が大きなトラブルなく全てのクラッシュテストに合格したことを明かした。マシンの開発が遅れ、バルセロナでのプレシーズンテスト参加が遅れた2019年シーズンとは対照的だ。
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