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セーフティカー合計4回の荒れたレース。ステンショーンが初優勝、宮田莉朋はリタイア|FIA F2モントリオール フィーチャーレース

FIA F2のモントリオール戦フィーチャーレースは、SCが何度も出る非常に荒れたレースになった。

Matinius Stenshorne, Rodin Motorsport

Matinius Stenshorne, Rodin Motorsport

写真:: James Sutton / Formula 1 / Formula Motorsport Ltd via Getty Images

 FIA F2の第3ラウンド、カナダ・モントリオール戦のフィーチャーレースが行なわれ、マルティニウス・ステンショーン(ローディン)が優勝した。宮田莉朋(ハイテック)はリタイアに終わった。

 F1カナダGPの併催として開催されているFIA F2のモントリオール戦。フィーチャーレースが行なわれた25日(月)は予報通り朝から雨が降り、F1アカデミーのレースは各車がウエットタイヤでのレースとなった。

 しかしF1アカデミーのレースの後にはその雨も上がり、FIA F2のフィーチャーレースは各車がドライタイヤを履いてスタートに挑んだ。

 そのスタートでは、2番グリッドのニコラ・ツォロフ(カンポス)が素晴らしい蹴り出しを見せて首位に浮上。しかしポールポジションからスタートしたローレンス・ヴァン・ホーペン(トライデント)も諦めず、ターン3でインに飛び込み、オーバーテイクを完了。首位を奪い返した。この2台は異次元の速さで後続を引き離していく。

 しかし4周目、ヴァン・ホーペンは最終コーナーで姿勢を乱してしまい、ウォール・オブ・チャンピオンズ(チャンピオンの壁)にクラッシュ。セーフティカー(SC)が出動することになる。

 9周目からレース再開。このタイミングで、AIXレーシングのエマーソン・フィッティパルディがピットインし、義務付けられているタイヤ交換をいち早く済ませた。

 しかしそのフィッティパルディは、ピットレーンから本コースに合流するところでグリップを得られず、コースを曲がりきれずにクラッシュしてしまう。おそらくタイヤが冷え切っていたのだろう。これでこのレース2度目のSC出動となる。

 このタイミングで、スーパーソフトタイヤでスタートしていた各車がピットインし、タイヤ交換義務を消化。ここではファストレーンを走行していたラファエル・ヴィラゴメス(VAR)にジョン・ベネット(トライデント)がアンセーフリリースで突っ込んでしまった。ベネットはマシンにダメージを抱え、ピットレーンにマシンを止めた。

 なおロマン・ビリンスキー(DAMS)など4台は硬い方のソフトタイヤでスタートしていたため、ここではタイヤ交換を済ませず。実質的な首位は4番手につけるツォロフという状況であった。

 13周目からレース再開。ツォロフはまだタイヤを変えていないマシンをオーバーテイクしようとするが、その一瞬の隙を突かれ、すでにタイヤ交換を済ませたマルティニウス・ステンショーン(ローディン)に先行されてしまう。

 これでツォロフが頭に血が上ったが、ステンショーンに執拗にプレッシャーをかける。チームは落ち着かせようと、「先はまだまだ長いよ」を無線で語りかける。

 しかしその直後だった。14周目の最終シケインで、ツォロフのリヤエンドにクシュ・マイニ(ARTグランプリ)が追突。ツォロフはスピンし、16番手付近まで後退してしまう。また、ヴィラゴメスはラファエル・カマラ(ヴィルトゥオーシ)と接触し、左フロントサスペンションを破損。コース脇にマシンを止め、ヴァーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言される。

 VSC解除後、タイヤ交換を先送りにして首位を走っていたビリンスキーがヘアピンをオーバーラン。これでステンショーンが首位に立つ。圧倒的に有利な状況となった。

 ステンショーンの後方2番手はディノ・ベガノビッチ(DAMS)がつけていた。しかし24周目頃から、マシン後方から白煙を吹き上げるシーンが散見された。

 26周目、宮田莉朋は7番手につけていたが、デュルクセンにヘアピンで追突されてスピン。16番手までポジションを落としてしまう。

 そして27周目、ベガノビッチのマシンがついに音を上げ、スローダウン。コース脇にマシンを止め、このレース3度目のSC出動となる。まだタイヤ交換を済ませていなかったソフトタイヤでスタートした各車もここでピットインし、タイヤ交換義務を完了した。またステンショーンのリードは消えてしまうことになった。

 ベガノビッチのマシンの回収には手間取り、レースの再開は34周目になってから。ステンショーン、アレックス・ダン(ローディン)、ガブリエル・ミニ(MPモータースポーツ)というトップ3の面々であった。

 ただ今度はオリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ)と宮田がクラッシュ。またしてもSC出動となった。ゲーテはその場でマシンと降り、リタイア。宮田もピットレーンに戻り、リタイアとなった。

 結局このSCの間に制限時間60分が経過。SC先導でのフィニッシュとなった。

 優勝はステンショーン。嬉しいF2初優勝となった。2位ダン、3位ミニ。スピンのあったツォロフは4位まで挽回してフィニッシュした。SC合計4回という荒れたレースになった。

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