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エバンス、エネルギー節約合戦の”スローレース”を制す。ジャガーがワンツー|フォーミュラE第7戦ベルリン

フォーミュラE第7戦ベルリンePrixの決勝レースが行なわれ、ジャガーのミッチ・エバンスが優勝を果たした。

Mitch Evans, Jaguar Racing , Jaguar I-TYPE 6

写真:: Alastair Staley / Motorsport Images

 フォーミュラE第7戦ベルリンePrixの決勝は、ジャガーのミッチ・エバンスが優勝。前戦サンパウロからの連勝となった。

 テンペルホーフ空港跡地に作られたコースで行なわれるダブルヘッダーの1レース目にあたるこの第7戦。いかにうまくエネルギーをマネジメントするか、攻撃性の高い路面でうまくタイヤを使えるか、が注目される。

 予選では、セバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン・レーシング)が今季2度目のポールポジションを獲得。ポイントリーダーのパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)が15番手に沈んだ。

 40周のレースがスタートすると、首位に立ったのは4番グリッドのダニエル・ティクトゥム(NIO333)。隊列の先頭は空気抵抗を強く受けるため、エネルギーマネジメントが難しくなる。そのため、フロントロウのブエミやサム・バード(ジャガー)、3番手のストフェル・バンドーン(DSペンスキー)は首位に立つのを嫌うかのような動きを見せたのだ。

 上位陣は首位を譲るかのように序盤からアタックモードを起動。他のマシンを引き離したり、エネルギーを使って積極的にオーバーテイクを狙うような様子は見られなかった。

 今回のレース、各チームはエネルギーをかなり節約しなければフィニッシュできないと考えているようで、ドライバーたちは最大限にエネルギーを節約しながら、レース終盤の”バトル開始”に向けて静かに位置取り争いを続けた。

 12周目、セルジオ・セッテ・カマラ(NIO333)とレネ・ラスト(マクラーレン)がクラッシュし、コース上にデブリが落ちたことでセーフティカー(SC)出動。この時点で、ジェイク・デニス(アンドレッティ)が首位、2番手にエドアルド・モルタラ(マセラティ)がつけ、3番手にブエミという並びだった。

 レースが15周目に再開されてからも、エネルギー節約合戦が続く。ペースが遅いためにコーナーでは常に密集状態。そんな状況が災いしてか、ティクトゥムとバンドーンがターン1出口でクラッシュしてしまい、20周目に再度SC出動となった。

 23周目のリスタート後は、徐々にポジション争いがヒートアップ。首位を走るのは避けながらも、上位に残ろうと少しずつバトルが激しくなっていった。

 36周目に入ると機は熟したとでも言うように、ブエミがバードを交わして首位に浮上。ブエミのペースアップについてきたのは、バードとミッチ・エバンスのジャガー勢、マキシミリアン・ギュンター(マセラティ)の4台だ。

 SC走行時間に応じて、レースは43周まで延長。ブエミは40周目のホームストレートまでレースをリードしていたが、バードを交わしたエバンスが一気にブエミに接近すると、ターン1で首位に躍り出た。

 上位3台のエネルギー残量はほぼ同じ状態だが、エバンスはブエミとの差をポンと開き、首位の座を固めてファイナルラップへ。一方のブエミは後方からバードにプレッシャーをかけられる苦しい展開となった。

 ブエミはファイナルラップのターン6でバードにオーバーテイクを許すと、さらにギュンターも接近。ブエミはエネルギー残量が限界を迎えたか、最終コーナーのターン10への進入でガクンと減速してしまい、これでギュンターが前に出るが、ブエミと接触してしまった。

 ブエミとギュンターは横並びでコーナーを立ち上がるが、先にチェッカーを受けたのはギュンター。表彰台最後の一席を手にした。

 優勝したエバンスは、前戦サンパウロからの連勝。2位にはバードが入り、ジャガーがワンツーフィニッシュを果たした。

 5位となったニック・キャシディ(エンヴィジョン・レーシング)も含め、トップ5は3位のギュンターを除いてジャガー製のパワートレインを使うマシンが占めた。特にキャシディは接触により一度ピットに入って最後尾に落ちながらの上位入賞。今回の特異なレース展開の中で、ジャガー製パワートレインの持つ高い効率が結果に現れた形となった。

 
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