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フォーミュラEのライグルCEO、第3世代マシン『Gen3』の導入延期に断固反対

フォーミュラEのCEOであるジェイミー・ライグルは、次世代マシンであるGen3導入を遅らせることに断固反対している。

Jamie Reigle, CEO of Formula E

写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images

 フォーミュラEは当初、2020-21年に第2世代マシンのボディキット改良版『Gen2 Evo』を導入し、その2シーズン後である2022-23年シーズンには第3世代マシンである『Gen3』に移行する予定だった。

 だがコロナ禍の影響もあり、FIAとフォーミュラE、各チームは昨年4月にGen2 Evoのボディキット採用を1年延期することを含むコスト削減策に全会一致で合意した。そしてフォーミュラEは今シーズンから世界選手権として開催されているが、Gen2 Evoの導入はひっそりと廃止された。

 Gen3は現行マシンのGen2と比べ、120kgも軽量化される上、最大出力が現行の250kWから350kWまでパワーアップされる予定で、急速充電機能も備える予定だ。こうしたスペックアップにより、レーシングカーとしては全く別物になると言ってもいいだろう。

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 そのため導入コストは大きく、フォーミュラEの共同創設者であるアレハンドロ・アガグは、6月19日に開催される次のFIA世界モータースポーツ評議会を前に、Gen3の導入を延期するかどうかが決定されると語っている。

 一方、フォーミュラのCEOであるジェイミー・ライグルは、次世代マシンの導入を遅らせることに大反対しているという。

「私は断固として反対した」

 そうライグルは語った。

「言うまでもなく、今頃にはもうパンデミックはほぼ終わっているだろうと思っていた私が間違っていた。しかし2020年初頭、まだ暗闇の中で2023年から2027年まで影響を及ぼすような決断を下しているように感じた」

「我々は、その技術が適切なモノであることを確認しなければならない」

 さらにFIAは、Gen3が導入されるシーズン9(2022-23年)に各メーカーがエントリーするかどうかの回答期限を、2021年3月31日に設定していることもあって、さらに計画を延期することは不可能だとライグルは付け加えた。

 マヒンドラとDSオートモビルズはすでにエントリーを発表。日産やメルセデス、ポルシェの署名も間もなく発表される予定だ。

「メーカーの回答期限は、パワートレインの開発にかかる時間を反映したものに過ぎない」

「FIAはこのプロセスを管理し、メーカーがパワートレインを開発できるよう全てのデータやスペックを提供している。それを遅らせることはできない」

「その日に向けて、3月は面白い議論が展開されるのではないだろうか? 私はそうなると思っている」

「だがすでにふたつのメーカーからコミットメントを得ている。それが最終的に2社になっても10社になっても、フォーミュラEとしてはOKだ。どちらにしてもフォーミュラEは素晴らしいものになるだろう」

「我々はパドックにいる人たちの大多数を引き止めることができると確信している」

 ライグルは、スパーク・レーシング・テクノロジーが製造するGen3最初のプロトタイプは、秋にはテストできるようになるだろうと付け加えた。

 ただ、名門サッカーチームであるマンチェスター・ユナイテッドでコマーシャル・ディレクターを務めていた経験もあるライグルは、そのデザインが予定よりも早くリークされる可能性があると指摘した。

「クルマのデザインはほぼ完成している」と彼は語った。

「すごくクールなモノになるだろうね。秋にはミュールカーが登場するが、その時に初めてお目見えすることになるだろう」

「だがサッカーと同じで、キットは早めにリークされてしまうものなんだ。我々はできる限り、それを隠しておきたいと思う」

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