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日産のローランドがチャンピオンに輝く! キャシディが見事な逆転勝利|フォーミュラEベルリン

フォーミュラE第14戦ベルリンE-Prixの決勝レースが行なわれ、4位に入ったオリバー・ローランドが初戴冠。ジャガーのニック・キャシディが優勝した。

Oliver Rowland, Nissan Formula E Team

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写真:: Andreas Beil

 フォーミュラEの第14戦ベルリンE-Prixの決勝レースが行なわれ、ジャガーのニック・キャシディが逆転勝利。4位に入った日産のオリバー・ローランドが、チャンピオン獲得を決めた。

 テンペルホーフ空港の駐機場跡地を利用したコースで行なわれるベルリンE-Prix。ダブルヘッダー2戦目となる第14戦は、急速充電”ピットブースト”がなく、第13戦よりレース距離が1周短いレースとなる。

 予選は雨がぱらついたものの、徐々に路面が乾いていくというコンディション。ここで圧倒的な速さを見せたのがパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)で、ポールポジションと3ポイントを獲得。ポイントリーダーのローランドとのポイント差を47に縮めた。

 2番グリッドはダニエル・ティクトゥム(クプラ・キロ)。予選3番手はローランドだったが、第13戦で科されたグリッド降格ペナルティのため、8番グリッドからのスタートとなった。

 38周のレースがスタートすると、ウェーレインが首位をキープ。ただウエットコンディションだった第13戦よりも厳しいバッテリーマネジメントが要求されることから、スローペースで数珠つなぎの展開となった。

 6周目にティクトゥムが首位に浮上すると、いの一番にアタックモードを使ったダビッド・ベックマンも2番手まで浮上し、クプラ・キロのワンツー体制に。直後にベックマンがティクトゥムの風除けになるように首位に躍り出たが、ポルシェ勢も好きにはさせまいと抜きにかかり、再びウェーレインが首位に立つなど、目まぐるしくポジションが入れ替わった。ローランドはエネルギーをセーブしながら、5番手前後でレースを進めた。

 レース前半はほとんどお互い牽制しながら様子見といった状況だったが、19周目にセバスチャン・ブエミ(エンヴィジョン・レーシング)がストップしたため、セーフティカーが出動。この時点でトップはテイラー・バーナード(マクラーレン)だが、上位陣はアタックモードを1回も使っていないという状態だ。

 22周目にレースがリスタートされると、うまく後続と差をつけたバーナードはすぐにアタックモードを起動。3番手でレコードラインに戻ると、すぐにポルシェの2台を抜いて首位に舞い戻った。

 バーナードはプッシュしてリードを広げようとしたが、後方でニコ・ミューラー(アンドレッティ)とサム・バード(マクラーレン)がクラッシュしたため、2度目のSC出動。バーナードが築いたリードは無くなり、2分ほど残っていたアタックモードは無駄になってしまった。

 25周目にレースがリスタートされると、ウェーレインやローランドを含め数台がアタックモードへ。これを引き金に各車続々とアタックモードを使用した。

 アタックモードの使用タイミングや使用時間の違いもあって目まぐるしくオーダーが変動。ここでローランドが見事なオーバーテイクを見せて首位に立つが、1分ほど多くアタックモードが残っていたミッチ・エバンス(ジャガー)やアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルシェ)に抜かれ、3番手となった。一方、1回目のアタックモード使用時間が短かったウェーレインは13番手まで後退した。

 ウェーレインはさらに接触があったか、18番手までポジションダウン。たまらず、2回目のアタックモードを使用し、20番手からの追い上げを目指した。

 ローランドは上位陣の中でいち早く2度目のアタックモードを使用すると、8番手からみるみる首位に浮上。ただ、他のマシンも続々と追い上げを開始した。

 特に見事だったのはキャシディで、レース序盤は徹底してバッテリーをマネジメント。エネルギーに余裕をもたせると、さらに立て続けに2回アタックモードを使って一気にポジションアップ。36周のところでローランドをパスしてトップに立つと一気にリードを広げた。

 ローランドはジェイク・デニス(アンドレッティ)やジャン-エリック・ベルニュ(DSペンスキー)にパスされたものの、4番手に踏みとどまった。ウェーレインがジャンプアップできず15番手に沈んでいる中、チャンピオン確定の条件を満たす位置をキープし、フィニッシュを目指した。

 キャシディは1.6秒ほどのリードを保ったまま逃げ切り、3周が追加され41周となったレースをトップチェッカー。20番グリッドから見事なレース運びで今季2勝目を飾った。2位はデニス(16番グリッド)、3位はベルニュ(18番グリッド)と、グリッド後方からスタートしてエネルギーセーブを徹底したドライバーが揃った表彰台となった。

 ローランドは4位フィニッシュ。直近3レースでは1ポイントしか稼げず苦しんでいたが、2レースを残して初のチャンピオン獲得を果たした。チェッカー後には”勝利の女神”である娘からの祝福のメッセージに涙を流した。

 ポルシェ勢は、バッテリーマネジメントに苦しみ、ダ・コスタが9位。ウェーレインは結局16位に終わり、日産とのチームタイトル争いでもリードを20ポイントまで削られてしまった。

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順位 ドライバー # 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント リタイア原因
1 New Zealand ニック キャシディ ジャガー・レーシング 37 41

47'29.430

       
2 United Kingdom ジェイク デニス Andretti Formula E 27 41

+1.533

47'30.963

1.533      
3 France ジャン-エリック ベルニュ DSペンスキー 25 41

+4.347

47'33.777

2.814      
4 United Kingdom オリバー ローランド 日産 23 41

+5.258

47'34.688

0.911      
 

 

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