本文へスキップ

エバンスが逃げ切り優勝。ポイントリーダーの日産ローランドは痛恨ノーポイント|フォーミュラEベルリン

フォーミュラE第13戦ベルリンE-Prixの決勝レースが行なわれ、ジャガーのミッチ・エバンスが優勝を果たした。

Mitch Evans, Jaguar TCS Racing

Mitch Evans, Jaguar TCS Racing

写真:: Oscar Lumley / LAT Images via Getty Images

 フォーミュラEの第13戦ベルリンE-Prixの決勝レースが行なわれ、ジャガーのミッチ・エバンスが優勝した。

 テンペルホーフ空港の駐機場跡地を利用したコースで行なわれるベルリンE-Prix。今季はダブルヘッダーでの開催となり、何ヵ所かコースレイアウトも微調整されている。土曜日の第13戦決勝はピットインして急速充電を行なう”ピットブースト”が義務となっている。

 あいにくの雨により、この日最初のセッションであるFP2がキャンセル。予選開始は40分ディレイとなりフォーマットも変更された。フォーミュラE独自の予選トーナメント”デュエルズ”を実施せず、グループ予選のみでグリッドを決定することになった。

 ランキングに従って2グループに分けられた予選では、グループAはエバンスが、グループBではロビン・フラインス(エンヴィジョン・レーシング)がトップタイムをマーク。グループBよりもコンディションが悪い中で圧倒的な速さを見せたエバンスが、フラインスを上回りポールポジションを獲得、フラインスが2番グリッドとなった。

 この週末でチャンピオン獲得を決める可能性があるポイントリーダーのオリバー・ローランド(日産)は、グループAで2番手となり、3番グリッドを獲得。彼とタイトルを争うポルシェの2台よりも前のグリッドを確保した。

 39周のレースがスタートすると、ジェイク・デニス(アンドレッティ)がグリッドから動けず、セーフティカー(SC)出動。デニスはマシンを再始動したものの、結局リタイアとなった。

 雨は降り止んでいるもののウエットコンディションということもあってエネルギー面では多少余裕があるのか、レースが再開されると首位エバンスを始め各車が積極的に1回目のアタックモードを使用した。

 首位エバンスは、雨の予選で見せた速さをレースでも発揮。後続を4秒ほど引き離したが、1回目のアタックモードで大きく順位を上げたパスカル・ウェーレイン(ポルシェ)がそれを追ってギャップを少しずつ削っていった。

 レース中盤、バッテリー残量が60%を切りピットブーストを消化することが可能になるが、ピットインのタイミングはまばら。コース上でインシデントが起こることはなかったが、路面が徐々に乾き各車のラップタイムも速くなっていった関係か、ピットインを遅らせたローランドは8番手にポジションを落とした。

 首位のエバンスは5秒近いリードを築いていたが、29周目にダビッド・ベックマン(クプラ・キロ)とノーマン・ナトー(日産)の代役として参戦しているセルジオ・セッテ・カマラが接触し、ベックマンがコース上でマシンを止めたことで2度目のSC出動となった。

 33周目からレース再開。多くのマシンがここでアタックモードを使い乱戦状態となったが、ローランドは代役参戦のフェリペ・ドルゴビッチ(マヒンドラ)に追突されてスピンし、その影響で他車とも接触。マシンにダメージも残り、ピットインしてリタイアに終わった。

 優勝争いでは、首位エバンスが早めにアタックモードを使い、2番手ウェーレインとの差を5.2秒まで広げた。ただエバンスのアタックモードが終わった時点でウェーレインはアタックモードを2分残しており、猛烈なペースで追い上げた。

 ウェーレインのパワーが戻った段階で、ウェーレインはエバンスの1秒後方まで接近。3番手のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルシェ)は8秒以上離されており、優勝争いは完全に一騎討ちとなった。

 ウェーレインはエバンスを射程圏内に収めるかと思われたが、少しラインを外すミスもあり、逆転ならず。エバンスがポール・トゥ・ウィンを果たした。

 ポルシェはダ・コスタも3番手でフィニッシュしたが、衝突があったとして5秒のタイム加算ペナルティを受けて10位までポジションを落としてしまった。

 代わってエドアルド・モルタラ(マヒンドラ)が3位。マクラーレンのテイラー・バーナードを挟み、ニック・キャシディ(ジャガー)が5位フィニッシュ。21番グリッドからのスタートながら、アタックモードを温存する戦略で見事なリカバリーを見せた。

 タイトル争いでは、ファステストラップも獲得したウェーレインが19ポイントを稼ぎ、ローランドとの差を50ポイントに縮めた。日曜日の第14戦を終えた時点で、ポイント差が58点以上に開かなければタイトル争いを最終ラウンドのロンドンまで持ち越すことができる。

 チームランキングでは、ノーポイントに終わった日産に対して、ポルシェが30ポイントまでリードを広げている。

   
1
 - 
4
   
   
1
 - 
2
   
順位 ドライバー # 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント リタイア原因
1 New Zealand ミッチ エバンス ジャガー・レーシング 9 41

49'54.398

    25  
2 Germany パスカル ウェーレイン ポルシェ・チーム 1 41

+0.469

49'54.867

0.469   18  
3 Switzerland エドアルド モルタラ マヒンドラ 48 41

+10.010

50'04.408

9.541   15  
 

前の記事 フォーミュラE撤退のマクラーレン、チーム買い取り先が見つからない? 今シーズン限りで消滅の可能性も
次の記事 日産のローランドがチャンピオンに輝く! キャシディが見事な逆転勝利|フォーミュラEベルリン

最新ニュース

1台だけのはずが、2台走ってる!? 2月には驚きの“早着替えイリュージョン”も披露したGAINER Z。富士公式テストでようやく揃い踏み

スーパーGT
SGT スーパーGT
富士公式テスト
1台だけのはずが、2台走ってる!? 2月には驚きの“早着替えイリュージョン”も披露したGAINER Z。富士公式テストでようやく揃い踏み

MotoGP、中東情勢混乱でカタールGPを終盤戦に延期か。シーズン閉幕が1週間遅くなる見込み

MotoGP
MGP MotoGP
カタールGP
MotoGP、中東情勢混乱でカタールGPを終盤戦に延期か。シーズン閉幕が1週間遅くなる見込み

ラッセルを襲ったミステリー…… 原因不明のトラブルがマシンを停めた。でもなぜだか復活「バッテリーは空だったのに、2番手なんて上出来」

F1
F1 F1
中国GP
ラッセルを襲ったミステリー…… 原因不明のトラブルがマシンを停めた。でもなぜだか復活「バッテリーは空だったのに、2番手なんて上出来」

岡山テストはタイム下位に終わったGT500プレリュード、HRC開発陣は伸びしろに期待「かなりのレベルアップできるはず」

スーパーGT
SGT スーパーGT
岡山テストはタイム下位に終わったGT500プレリュード、HRC開発陣は伸びしろに期待「かなりのレベルアップできるはず」