Moto3スペイン決勝|山中琉聖、一時は表彰台争うも悔しい最下位フィニッシュ。優勝はオルトラ
MotoGP第4戦スペインGPのMoto3クラス決勝レースが行なわれた。優勝はイヴァン・オルトラだった。
ヘレス・サーキットで開催されているMotoGP第4戦スペインGP。Moto3クラスの決勝レースが4月30日に行なわれ、Angeluss MTA Teamのイヴァン・オルトラが優勝した。
Moto3クラス予選でポールポジションを獲得したのはデニス・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)。2番手にオルトラ、3番手にロマーノ・フェナティ(Rivacold Snipers Team)が並んだ。日本人ライダーで最上位グリッドは5番手の山中琉聖(Gaviota GASGAS Aspar M3)だ。
全19周の決勝レースがスタートすると、山中が積極的に前を伺う走りで1周目に3番手へ浮上。オンジュ、ダニエル・オルガド(Red Bull KTM Tech3)を筆頭としたトップグループ内で、ポジションを争う形となった。
トップ争いではオルガドが前に出たあと、オルトラを引き連れて先頭集団から分離。4周目には3番手を走るオンジュとの間に約0.7秒の差が開いた。
ただジャウマ・マシア(Leopard Racing)がオンジュを追い抜いた後は、3番手集団のペースも向上。2周もするとマシア、山中のふたりがトップに追いついて4台の集団となった。
そこから山中はリズム良くマシアとオルトラをオーバーテイク。2番手に上がってさらに前を追う山中だったが、7周目にマシンにトラブルが発生したのか、一気に減速してしまった。
山中はピットへ一度戻った上でレース再開させているが、これで表彰台争いからは脱落となった。
レースはオルガドがトップ集団をリード。マシア、オルトラといった相手との鍔迫り合いが続いた。
先頭集団内で差が無いためポジションが度々入れ替わっていたが、マシアがトップの状態でレースは残り3周。そして、徐々にポジションを上げていた佐々木歩夢(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)もこの段階で先頭集団5番手に加わった。
ラストラップ、先頭を走るマシアはターン8でついにダビデ・アロンソ(Gaviota GASGAS Aspar M3)とオルトラによる追い抜きを許して後退してしまう。続くコーナーでの争いでは、オルトラが先頭を確保し、そのままトップチェッカーを受けスペインGP優勝となった。今季2勝目だ。2位はアロンソ、3位はマシアとなった。
ラストラップは順位の入れ替えが激しかったが、そのなかで佐々木も4位にポジションを上げてフィニッシュしている。他日本人ライダーは鈴木竜生(Leopard Racing)が8位、古里太陽(Honda Team Asia)が16位、25位山中、鳥羽海渡(SIC58 Squadra Corse)が転倒リタイアとなった。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
David Munoz | 0 | ||||||
1 | Ivan Ortola | 19 | - | 25 | |||
2 | David Alonso | 19 | 0.034 | 20 | |||
3 | ジャウマ マシア | 19 | 0.215 | 16 | |||
4 | 佐々木 歩夢 | 19 | 0.422 | 13 | |||
5 | Jose Antonio | 19 | 0.549 | 11 | |||
6 | Daniel Holgado | 19 | 0.640 | 10 | |||
7 | Xavier Artigas | 19 | 0.738 | 9 | |||
8 | 鈴木 竜生 | 19 | 1.991 | 8 | |||
9 | Deniz Öncü | 19 | 3.862 | 7 | |||
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