得意アメリカで苦戦したマルケス、「怪我を隠していた」と明かす。たっぷり休養でスペインは体調言い訳ナシ
ドゥカティのマルク・マルケスは第3戦アメリカズGPの苦戦はレースウィーク初日の転倒の影響があったと明かし、今では体調がしっかりと回復していると説明した。
Marc Marquez, Ducati Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ドゥカティのマルク・マルケスはMotoGP第3戦アメリカズGPでは怪我の影響があったと説明しており、1ヵ月間の休みを経た今は体調がずっと良くなったと話した。
マルケスはキャリアを通じてアメリカズGPを得意としてきたが、今年は苦戦。スプリントレースは転倒に終わり、決勝はペナルティもあり5位に留まった。
この結果は、2025年終盤のインドネシアGPでマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)に追突されて負った右肩の負傷による影響が、マルケスのタイトル防衛と今後のキャリアにとって深刻な脅威となるのではないかという憶測も呼ぶことになった。
ただマルケスは、アメリカズGPでの苦戦はFP1で高速クラッシュを喫し右半身を打ったことによる身体的な影響があったと説明。当時はそれを認めることに消極的だったことも明かした。そしてカタールGPの延期によって1ヵ月の休みが発生したこともあり、体調は問題ない状態に戻ったとも語った。
第4戦スペインGPで取材に応じたマルケスは、アメリカズGP初日のクラッシュが与えた影響について訊かれると、慎重に言葉を選びながら次のように答えた。
「つまり、あれは大きな瞬間で、かなり大きなクラッシュだった。問題は週末の間にクラッシュするのは好ましくないということだ。自分の助けにはならないからね」と、マルケスは語り、右腕に残るクラッシュの痕を示した。
「隠していたから、誰も知らなかったんだ」
Marc Marquez, Ducati
Photo by: German Garcia
「またしても右腕だった。(もともとの右腕の問題に)今回の負傷が加わって、難しい週末だったよ」
「ここ最近のレースでは、金曜の自分と土曜の自分、そして日曜の自分が別人のようだった。どんどん悪くなっていったんだ」
そしてマルケスは自分の体調が良いか悪いかを簡単に見分けられる方法も明かした。
「『(右)肘が上がっている』状態は守りに入っていることを意味している。『肘が下がっている』状態は自信があり、痛みがないということだ」
またマルケスは最近のレースでは序盤数周が厳しいモノになっていると語る。グリッド上でスタートを待つ間に体温が下がってしまい、レース序盤数周で”再ウォームアップ”をしているような状態になることが原因だという。
「プラクティスでは体を温めて、10分後にはバイクに乗ることができる。(レースでは)体を温めてからグリッドで25分待ち、そこから再スタートすることになるんだ」
「最初の3周は痛みに苦しんでいた。でも体が温まってくると、どんどん良くなっていく。だからそこが改善すべきポイントであり、パワーが増したことで腱への負担も減らせると思っているし、そういった点は助けになるだろう」
アメリカズGPでの苦戦はあったものの、今週末のスペインGPに向けてマルケスは体調に関する言い訳を完全に排除している。
コンディションが100%に戻ったかと問われると、彼はこう答えた。
「そうだね、前のレースよりはかなり良く感じている。レースをするには十分に良い状態だ」
「だからといって自分が最速だという意味ではないよ。とはいえ身体的な状態について言えば、かなり良くなっている」
「今はバイクに乗るにあたって良いレベルにあると思う。110%ではないが、MotoGPにおける最大限のレベルには達している」
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