マルケス、スプリント完勝は”予想以上”の結果。身体はまだ完調とは程遠く「疲れると、ノリックみたいになる」
ドゥカティのマルク・マルケスは、ハンガリーGPスプリントでトップを譲らず優勝。自身の予想を上回るパフォーマンスを発揮できたと語った。
ドゥカティのマルク・マルケスは、MotoGPハンガリーGPのスプリントを全周回リードしポール・トゥ・ウィンを飾ったが、「予想以上に調子が良かった」と語り、勝つには「スーパースポーツモード」に切り替える必要があったという。
マルケスはKTMのペドロ・アコスタを抑えてポールポジションを獲得した後、スプリントを圧倒的な強さで制した。
マルケスは金曜日、ソフトタイヤでのアタックでは速いと認めたものの、先月右肩の手術を受けてからまだ完全に回復していないため、レースでのコンディションについては懸念を抱いていると述べた。
しかし、13周のレースで自身のペースを維持できることを証明した後、マルケスはこの結果は体調の改善と左コーナーでの自信の回復が組み合わさったものだと説明した。
バラトンパークのような反時計回りのコースは、本来マルケスが得意としていたが、今季開幕以来、左コーナーでは他のドゥカティライダーよりも遅いと彼は感じていた。
「予想以上に調子がいい」と彼は認めた。
「ここに来た時はムジェロでの感覚を引きずっていて、自分はかなり遅れていると思っていた。でも、このサーキットはレイアウトが違うし、左コーナーが多い。そのおかげで、より良い形で走れるようになったんだ」
「シーズン前半は、左コーナーではドゥカティ勢の中で最速ではなかった。でも今は最速になり始めているし、身体をうまく使えるようになってきた。だからこのサーキットでは自分にとって楽になっている」
「とはいえ、ここでは昨年より遅い。だから明日のレースでどう対処できるか見てみよう」
それでもマルケスは、自分が100%の状態で走れているわけではないことを強調し、肩の状態が依然として走行の制約になっているという。
金曜日のプラクティスよりもはるかに暑いコンディションで行なわれたスプリント後、体調について尋ねられると、彼は次のように答えた。
「悪くはないよ。明日の鍵は、自分のペースがどのタイミングで落ち始めるかを理解することだ。精神面はレースモードを維持できているけれど、身体がついてきていないんだ」
「本当に慎重にならなければならない。方向転換の際やライディングポジションのちょっとしたミスでも、ル・マンで起きたように転倒につながる可能性があるからね。そういうことは避けたい」
「アドレナリンが出ていると、何が起きているのか感じ取るのは難しい。でも、周回を重ねるごとに身体がどんどん硬くなっていくのは分かる。そして周回を重ねるたびに、身体の右側を使える量が減っていくんだ」
さらに彼は、疲労時のライディングについて冗談交じりに語った。
「弟のアレックスはムジェロでも、そして今日もちょっとからかってきたよ。僕は疲れてくると、まるでノリック・アベ(阿部典史)みたいな乗り方になるんだ」
「(身体の)左側だけで補って、右コーナーを曲がるようになるんだよ」
マルケスは、スプリント勝利の鍵はレース序盤の3周で2秒のリードを築き、その後はアコスタとの差を管理できたことだったと分析している。
「戦略は明確だった。昨日は”エコモード”、今日は”スーパースポーツモード”、そして明日は”スポーツモード”でいく必要がある」
「今日はスーパースポーツモードだった。朝のすべてのセッションで、最初の周回から全力を出していたからね」
「予選では1周だけ普通のスタイルで走った。そしてスプリントではスタートから飛び出して、最初の3周はフルアタック。その後は差を管理しただけだ」
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