ビニャーレス、ヤマハ離脱で“メンタルリセット”? アプリリア初陣に向けて意気込み十分
マーベリック・ビニャーレスはMotoGPアラゴンGPでアプリリアからのレース復帰を果たす。彼はヤマハを離脱したことで、精神的に開放されたと語っている。
2021年8月、ヤマハとの関係悪化の末に契約を早期に終了することになったマーベリック・ビニャーレス。彼はその後アプリリアへと加入したが、第13戦アラゴンGPで早くもレース復帰を果たす。
既にビニャーレスはアプリリアでのテストを実施済み。そのフィーリングも悪くないようだったことが、アラゴンGPからのレース出場につながった。
ビニャーレスはヤマハとの関係悪化が一気に進んだ過去数週間については、精神的に解放されるモノだったと語っており、何かを変える必要があったという認識を示している。
「厳しいというよりも、僕にとっては解放してくれるものだったと思う」
「僕は何か違ったことをする必要があった。正直に言って、(メンタル的に)詰まった状態だった」
「前進して、自分自身を良くする必要があった。だからヤマハ離脱はその機会だった」
「(アプリリアでの)テストを終えてすぐに、レースで走りたいと思った。バイクには良いフィーリングがあったし、速さを感じられた。レースウィークでなら、自分自身も改善することができると感じたんだ」
「だから家に留まっている理由は、何も無い」
なおヤマハと和解し2021年シーズンを完遂できたと考えているのかと彼に訪ねてみたが、その点について詳しく説明することは避けた。
Maverick Vinales, Aprilia Racing Team Gresini
Photo by: Aprilia Racing
「正直、色々なことがあっという間に終わったから、他のことについては話したくない」
「アプリリアについて話したいんだ。結局の所、僕は学び、経験を積んで、自分自身を改善するためにここに居るからだ」
「ミサノでの2日間のテストは素晴らしいものだった。ライディングを楽しんだし、既にアラゴンでのレースの準備はできていたから、重荷はかなり解放された」
「モチベーションに溢れているんだ。MotoGPにも情熱を注いでいるから、朝起きてバイクに乗るのが待ちきれないよ」
アプリリアは前戦イギリスGPにおいて、アレイシ・エスパルガロの手でMotoGP初表彰台を獲得したばかり。ビニャーレスはこの結果を受けて、アプリリアでのレースデビューに向けてさらなるやる気が灯ったと話す。
「ワクワクしているだけではなく、アプリリアとこの物語を始めることにとても貪欲だし、モチベーションに溢れているんだ」
「今シーズンの残る6レースは、来年をより良くするための準備だ。だから僕らの目標は“学ぶこと”なんだ」
「(マシンが)とても異なっているのは事実だから、僕はたくさんのことを迅速に学ぶ必要がある」
「アレイシの表彰台は僕の心の中に、さらなる火をつけてくれた。僕らはただプッシュすることを望んでいるんだ」
「しばらく(レースから)離れていたけど、ここにきて、レースウィークの経験を積めることはとてもポジティブだと思っているし、学ぶだけだ。それが僕らの優先事項だからね」
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