スーパーフォーミュラ 第1戦・第2戦もてぎ

苦しんできたThreeBondが過去最高の5位! 小出峻の好走に塚越監督「各自の細かい努力のおかげ」

スーパーフォーミュラ開幕戦で小出峻が5位に入ったThreeBond Racing塚越監督は、チームにとって過去最高の成績となったことについて、各自の細かい努力の結果だと語った。

戎井健一郎

公開日時: 2026/04/04 12:57

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Syun Koide, ThreeBond Racing

写真:: Masahide Kamio

 悪天候に翻弄される形となったスーパーフォーミュラ第1戦もてぎ。ThreeBond Racingは小出峻が5位に入り、チームにとって過去最高のリザルトを手にした。

 スーパーフォーミュラには2020年から参戦しているThreeBond(当初はドラゴコルセとのジョイント)。これまでタチアナ・カルデロン、塚越広大、福住仁嶺、三宅淳詞を起用してきたが下位での争いを強いられるシーズンが多く、最高位は2023年に福住が記録した7位となっていた。

 今季のThreeBondは、ドライバーに小出、チーフエンジニアにベテランの大駅俊臣エンジニアを迎え新体制となった。この新体制はいきなり機能しており、開幕戦の予選では小出が6番グリッドを確保すると、ほとんどがセーフティカーランとなった決勝では野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)のトラブルにも乗じて順位を上げ、5位でフィニッシュした。

 かつてはドライバーやアドバイザーとして、現在では監督としてチームに携わる塚越監督も「嬉しいですね」と開口一番語り、チームが苦境を乗り越えて結果を出せたことを喜んだ。

「特にこの2年間、なかなか結果が残らないシーズンが続いていましたが、今季に向けては体制もドライバーも変わりました。みんな苦しい中、結果を残すために頑張ってきたことが報われた1戦になりましたね」

「小出も良いレースをしてくれましたし、エンジニアもメカニックも最高の仕事をしてくれました。この調子をシーズンを通してキープできるように、踏ん張っていきたいですね」

 また塚越監督は、まだ今季最初のレースを終えただけでは何が好調の要因かを断定することはできないとしつつも、「目星はある」「去年と何が違うかは色々把握している」として、今後レースを重ねていく中で自分たちの仮説を確固たるものにしていきたいと説明した。

 そして、その“違い”を生むために取り組んでいることについて塚越監督は、何かひとつのことにフォーカスしているわけではなく、全ての分野で努力を重ねていると語る。

「エンジニアリングもそうだし、クルマ(作り)もそうだし、なんならドライバーもそうだし……全てです。総合的なものなので、何かひとつ正解があったとか、そういうことではありません」

「今まではこのチームできちんと積み上げることができていなかったので、今シーズンに向けてはチームとしてしっかりと蓄積をしていくことを意識していました。今回積み上げたことを崩さないようにしないといけませんし、どれかひとつの要因でいきなり(パフォーマンスが上がった)というわけではありません。各自の細かい努力のおかげだと思います」

 またチーム史上最高成績の立役者となった小出は、これまで苦境が続いたチームも大いに沸き立っていたと語る。

「スリーボンドさんもチームの皆さんも、めっちゃ喜んでくれましたよ。みんな喜んでくれるのが嬉しいですよね」

「チームとしてもすごく雰囲気が良くなっているので、この流れで歯車が動き出していくのかなと思います」

 また、翌日には第2戦の予選と決勝が控えているが、小出は今週末のマシンの仕上がりに自信を持っている。2戦連続でThreeBondがもてぎを沸かせる可能性も十分にありそうだ。

「ドライもレインも良かったので、僕が普通にちゃんと走らせればQ1は確実に通れると思います。自信は今すごくあります」

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