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SC発令時にあわや大惨事のアクシデント……ブラウニングは無線の不調でスロー車両に気付かず「クルマが突然見えた」

スーパーフォーミュラ第1戦でスロー走行していた車両の集団にハイスピードで突っ込む形となったルーク・ブラウニング。幸い大きな事故にはならなかったが、これは無線の不調によりセーフティカーが出たことに気付かなかったのが原因だったようだ。

Luke Browning, REALIZE KONDO RACING

Luke Browning, REALIZE KONDO RACING

写真:: Masahide Kamio

 ウイリアムズ育成ドライバーのルーク・ブラウニングにとって、スーパーフォーミュラでのデビュー戦は苦難の連続となった。予選でのQ1敗退と決勝でのアクシデントを本人が振り返った。

 ブラウニングはもてぎで行なわれた開幕ラウンドのFP2で9番手タイムをマークし、迎えた第1戦の予選Q1でもセッション終盤までB組の2番手、3番手につけていた。

 しかし終盤のアタックでブラウニングは5コーナーのブレーキングでロックアップしてコースオフを喫してしまった。これでタイヤを痛めてしまったブラウニングはB組8番手でQ1ノックアウトとなり、決勝は14番グリッドからのスタートとなった。

「(アタックの)1周目はとても良かったんだけど、残念なことに2周目にロックアップしてタイヤをダメにしてしまい、その後はまともなラップタイムを稼げない状態になってしまった。それがQ2に進めなかった要因だ」と彼は振り返る。

 受難は決勝レースも続いた。雨によりそのほとんどがセーフティカーランとなった今回のレースでは、16周目に初めてセーフティカーがコースを離れ各車がレーシングスピードでバトルを繰り広げたが、接触によりストップした小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)のマシンの回収のため同周回に再びセーフティカーが宣言された。

 ここでヒヤリとするアクシデントが起きた。セーフティカー出動を受けてバックストレートを走行していた各車がスローダウンする中、その集団にブラウニングが高速で突っ込んでしまったのだ。ブラウニングはザック・オサリバン(TEAM IMPUL)と接触。オサリバンは左フロントにダメージを負いリタイアに追い込まれたが、ブラウニングは大きなダメージはなかったようで、そのまま走行を続けることができた。

 場合によっては大事故に繋がってもおかしくないシチュエーションと言えた今回のアクシデント。アプリ『SFgo』の履歴を確認すると、チームからセーフティカー出動の無線が飛んだのは接触の直前のようにも見えるが、そもそもブラウニングは無線が聞こえていなかったようだ。

「無線が機能していなくて、エンジニアの声も聞こえず、情報が全く入っていなかったんだ」

「ボードが頼みの綱だったんだけど、水煙がひどくてそれも見えなかった」

「ストレートを半分くらい過ぎたところでクルマが突然見えて、できる限り回避しようとしたけど、スピンしてしまった。ほとんど一瞬の出来事だった」

 最後に、明日の第2戦に向けてブラウニングは「今日は明らかに厳しいコンディションだった。明日はもう少し走れるといいし、ちゃんと勝負できる機会があるといいね」と述べ、インタビューを締め括った。

 
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