スーパーフォーミュラ 第3戦:オートポリス

ランキング首位の太田、オートポリス予選2番手も満足のQ3アタック「テレビに間違いなく映ってると思って……最終コーナーでもアクセルを緩めなかった」

太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)はオートポリス戦の予選で2番手。決勝に向けて自信を持っているようだ。

田中 健一 戎井健一郎

編集: 2026/04/25 9:47

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Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

Kakunoshin Ohta, DOCOMO TEAM DANDELION RACING

写真:: Masahide Kamio

 スーパーフォーミュラ第3戦オートポリスで予選2番手だった太田格之進(『DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、会見で実に饒舌であった。決勝に向けて手応えを感じている、そんなようにも見受けられた。

 太田はモビリティリゾートもてぎで行なわれた開幕ラウンドで連勝。ライバルにダブルスコア以上の大差をつける圧倒的なリードを築いている。

 そして迎えた今週末のオートポリス戦。予選では順調にQ3に進み、最終走者としてポールポジションを目指したが、圧倒的な速さを見せた岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)の前に屈して2番手となった。

「一番最後にアタックすれば、一番多く(テレビに)映るかなと思って、一番最後にアタックに行きました」

 太田はそう会見で語り、報道陣を笑わせた。

「オートポリスはトラックエボ(路面にラバーが乗り、グリップが向上すること。後に走れば走るほど有利である)があるんで、最後の方がいいかなと思いました」

「練習走行のフィーリングからすると、予選は苦しいかなと思いました。それでかなり悩んで、予選に向けてはいつも以上にエンジニアと話をしました。だからいつも以上に緊張していましたが、とりあえずフロントロウに並ぶことができて、嬉しいなと思います」

 スーパーフォーミュラで予選Q3が実施されるのは5年ぶりのこと。太田にとっては初めての予選Q3であったが、大いに気に入ったようだ。

「初めてですが、めちゃくちゃいいなと思いました」

 そう太田は言う。

「Q2だと失敗したら14番手になるじゃないですか? でもQ3ならば失敗しても5番手。だから気持ちよくアタックできたし、クラッシュしてもいいやというわけではないですが、それくらいの気持ちで行けました。観てくださっている方々にも、多分その気持ちが伝わると思います」

「5台しかいないのでテレビに映る時間も増えるし、それは色々な意味で良いと思います。中継のスイッチャーの方々も、たぶんちょっと緊張しながら、頑張ってくれたんだろうなと思って走っていました」

「決勝はたぶん大丈夫だと思います。予選2番手からいつも勝っているので」

 大いに自信を抱いているところを見せた。

「スタートを決めることができれば最高ですけど、しっかりと着実なレースをしたいなと思っています。最低限の良い位置にいられるので……勝てたらいいですけど、しっかりとポイントを重ねたいなと思っています」

 なお予選Q3の最終アタック、太田は最終コーナーでアウトに膨らんでコースオフしかけ、若干コントロールを乱すようなシーンもあった。これについて太田は「映っているのは間違いないと思ったので、(アクセルを抜いたら)ダサい」と思っていたと明かした。

「や、盛り上げようと思ってやったんです」

 太田はそうおどけていった。饒舌だ。

「ま、それは嘘ですけど……ちょっとワイドになってしまったんです」

「ただ、その時はテレビに映っているの確定じゃないですか。だからこれで(アクセルを)抜いたらダサいと思って踏んで行きました。結果としては、あれで良かったんじゃないかと思います」

「いずれにしても、あれがなくても(岩佐には)届いていなかったと思います。良いパフォーマンスをしての2番手なので、バランス取れているかなという感じです」

「本来だったらあそこは、多分少しアクセルを抜いて、ギリギリ耐えるということをやったと思います。でもテレビに映っているのは間違いないと思っていたから、これは無理となんとなく分かっていても、もう行くしかないよなという感じていきました。結果的にはそんなにロスはなかったと思います」

「Q3があったからこそ生まれた、そういうシーンだったかなと思います」

 太田曰く、そのアタックは最終コーナー以外にもちょっとしたアクシデントがあったというが、やり切った1周だったという。

「Q2まではセクター1でタイムを失っていたんですが、そこに関してはかなりアジャストすることができたと思います。それ以外の部分でも、大きなミスというのはなかったと思いましたね」

 そう太田は言う。

「無線の紐が、100Rの手前で引っかかって、左を向けなくなってしまったんです。それですごく焦りながら100Rに入っていきました。それは苛立たしかったんですが、完璧ではなかったとはいえミスはありませんでした」

「もう少しまとめられたかなというところはありますけど、やり切ったなという感じでしたね」

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