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8号車ARTA、混乱の中でペナルティを跳ね除け3位。優勝も狙えたレース運びに野尻&大湯「大満足!」|スーパーGT開幕戦岡山

スーパーGT開幕戦岡山で3位表彰台を獲得した8号車ARTA MUGEN NSX-GT。ドライバーの野尻智紀と大湯都史樹は、ペナルティを跳ね除けて獲得したこの結果、そしてレース内容に大いに満足しているようだ。

#8 ARTA MUGEN NSX-GT, #100 STANLEY NSX-GT

#8 ARTA MUGEN NSX-GT, #100 STANLEY NSX-GT

Masahide Kamio

 レース中に何度も天候が急変し、3度の赤旗が出る大混乱の展開となったスーパーGT開幕戦岡山。そんな中で、チームとしても望外の結果を残すことができたのが、8号車ARTA MUGEN NSX-GTだ。

 今季から8号車と16号車の2台体制で臨むARTAは、開幕戦を前に8号車のモノコックを交換。これにより決勝で5秒ストップのペナルティが科されることになった。通常のレース展開であれば基本的に勝負権を失う大きなペナルティなだけに、ARTAは攻めの戦略でレースウィークを戦っていたようだ。

 7番グリッドからスタートした8号車は大湯都史樹がスタートドライバーを務めたが、大湯は早々にペナルティを消化しつつ、セオリーとは異なるハードコンパウンドのタイヤで奮闘した。これはロングスティントとなる可能性を見越してのギャンブル的な判断だったようだ。ただ、15周目頃から雨が降ってきたことで8号車はウエットタイヤに交換。そしてその直後にセーフティカーが出たことで、8号車は隊列の後ろにつけることができた。これはペナルティストップを受ける陣営が最も期待していた展開のひとつだろう。

 その後ウエット→ドライと変化していく路面コンディションにおいて大湯は猛然と追い上げ、40周目を迎える頃にはトップ5圏内に顔を出していた。その後野尻智紀に交代してからは、天候悪化を受けて赤旗が何度も出され、最終的にレースが途中終了するという消化不良な展開になったものの、8号車は3位でフィニッシュすることができた。

「赤旗がなければトップ争いができたかもしれないし、ペナルティがあった中でこれ以上ないくらいの、大満足なレースができたと思います」と語る大湯。レース終盤は天候も悪化する中、セーフティカーランと赤旗掲示が繰り返されるような形となったが、野尻曰くその時の8号車はレース再開に備えてソフトコンパウンドのウエットタイヤを装着していたようだ。

「雨が降ることを見越して、そういうコンディションで勝負できる柔らかめのタイヤを選んでいたので、勝負はできたかなと思います」と野尻は言う。ただ、3位という結果自体に対しては大湯と同じく「大満足です!」とのことだ。

 ブリヂストンタイヤ勢最上位、しかもペナルティを跳ね除けての3位。昨年苦しんだARTAの8号車にとっても非常に良い流れだと言える。大湯は次戦富士に向けて次のように意気込んだ。

「富士は毎年ARTAが調子良いので期待しています。次回は8号車と16号車で上位争いがしたいですし、予選もドライだと良いですね(笑)」

 
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