【スーパーGT】HRC、モノコック交換となったARTAの8号車について説明「クルマが同じ方向に流れる症状が出ていた」
スーパーGT開幕戦を前にシャシー交換をすることになったARTAの8号車。その経緯についてHRC(ホンダ・レーシング)は、「クルマが同じ方向に流れる症状」が出ていたことが背景にあると説明した。
スーパーGTに参戦するARTAは、岡山国際サーキットで行なわれる開幕戦を前に8号車ARTA MUGEN NSX-GTのモノコックを交換した。この経緯について、HRC(ホンダ・レーシング)が説明した。
昨年のスーパーGTで苦戦したARTAは、MUGEN(株式会社M-TEC)とのジョイントにより今季からGT500クラスで2台体制を構築。既存の8号車に加え、昨年までMUGENが走らせていた16号車が陣営に加わった。
しかし、強力な2台体制を敷いたARTAは開幕からシャシー交換によるペナルティストップを受けることになる。この決断に至った背景について、HRC(ホンダ・レーシング)でスーパーGTのプロジェクトを統括する佐伯昌浩ラージ・プロジェクトリーダー(LPL)は次のように説明した。
「8号車の車両には以前から、ストレートでクルマが同じ方向に流れていく、車速に合わせて修正舵が大きくなってくるという症状が出ていました」
佐伯LPLが言うように、ARTAの関係者からも旧モノコックについて「ちゃんと走らない」「まっすぐ走らない」という声が聞こえてきていた。今季のARTAはメンテナンスガレージがセルブスジャパンからM-TECに変更となったが、結果的にはメンテナンス先が変わっても症状に変化がなく、周辺部品を交換しても変化はなかったという。
「ドライバーとしても乗っていて気持ちが悪いだけでなく、この先何が起こるか想像できず危険であり、一緒にレースをしている他車にも迷惑をかける可能性があるということで、開幕戦の少し前にモノコックをメーカーの方に点検に出しました」と佐伯LPL。
開幕戦のレースウィークは新モノコックで走行
Photo by: Masahide Kamio
「メーカーの方でも、通常検査に加えてクルマが流れる症状についての検証をしていただいていますが、開幕戦には間に合いそうにないということでしたので、モノコック交換に至りました」
なお、8号車の旧モノコックに関する検証は開幕戦予選日の時点でも進行中で、検査結果待ちという状況のようだ。
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