8号車ARTA、モノコック交換によりスーパーGT開幕戦で5秒ストップペナルティ。旧モノコックは「ちゃんと走らない状態」だった?
8号車ARTA MUGEN NSX-GTは、スーパーGT開幕戦岡山に向けてモノコックを交換したため、決勝レースで5秒のペナルティストップが科されることになった。
今季からMUGEN(株式会社M-TEC)とジョイントを組み、8号車と16号車の2台体制でスーパーGTに参戦するARTA。シーズン開幕に向けての最注目チームのひとつだが、8号車は開幕戦岡山でペナルティストップ5秒を科されることが明らかとなった。
8号車がペナルティを受けるのは、モノコックを交換するためだ。
昨年のARTAはGT500とGT300に1台ずつのマシンを走らせていたが、GT500の8号車は中盤からノーポイントが続くなど苦戦し、野尻智紀、福住仁嶺組はランキング12位と低迷した。そして今季からはMUGENとのジョイントにより、昨年までTEAM Red Bull MUGENが走らせていた16号車も加えて2台体制を敷き、8号車には野尻と大湯都史樹、16号車には福住と大津弘樹を起用することになった。
そんなARTAはテストから好調なタイムを記録していたが、岡山テストの際に野尻は気になるコメントを残していた。
「これはスーパーGT全体の課題だと思いますが、今はモノコックが共通とされていますけど、誤差とは言い難いくらいに個体ごとの差が大きいです」
「(2台で同じ調整をしても)全く同じにはなりません。これは薄々感じてはいましたが、皆さんが思っている以上に差が大きいです。そういった理由で、自分たちの持っている道具の嫌な部分の個性を消しきれなくて、8号車も16号車もそれぞれ悩んでいます」
「本当はもっとデータ共有をしていきたいのですが、今はそもそもの個体差が大きくて、データ共有ができないレベルです。そういった中でイマイチ手応えを感じられていません」
このように野尻は、8号車と16号車のモノコックの個体差が大きいことについて言及していた。昨年から苦戦している8号車のモノコックの状態は芳しくなかったのか、「ちゃんと走らない状態」だったという声も聞こえてくる。
そこで今回ARTAはモノコック交換に踏み切ったわけだが、レギュレーションでは現行の車両規則下で投入された新造シャシーは原則として交換が許されていない。ただGTアソシエイションの承認の下であれば、ペナルティを受けることにはなるが新しいモノコックを投入することが可能となっているのだ。
これで8号車は、決勝スタート後に5秒のペナルティストップを受けることになる。開幕戦は厳しい戦いを強いられることになるが、8号車は開幕前から一発の速さでは既に目を見張るパフォーマンスを見せている。新モノコックが機能すれば、ライバルにとってはかなりの脅威になるかもしれない。
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