スーパーGT 開幕戦:岡山

スーパーGT開幕戦岡山は雨予報……テストでトライした新パターンのウエットタイヤで臨むメーカー、採用を見送るメーカーと様々

岡山国際サーキットで行なわれる2023年スーパーGT開幕戦では予選・決勝共に雨が降る可能性が高いが、雨の富士テストで試したウエットタイヤを採用したメーカーがある一方で、それを採用しなかったメーカーもあるようだ。

戎井健一郎

編集: 2023/04/14 10:53

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 岡山国際サーキットで開催される2023年スーパーGT開幕戦。4月15日(土)に予選、16日(日)に決勝が行なわれる予定だが、サーキット周辺はあいにくのお天気となっている。

 現在の予報では、予選日は午前中から夕方までにかけて弱い雨が降り、決勝日は午前中は晴れ間が見えるものの、決勝レースが行なわれる14時頃から雨が降る予報となっている。したがって、予選・決勝共にウエットコンディションとなる可能性が高い。

 そんな開幕戦の天気予報だが、各チームは春先の公式テストでウエットコンディションを経験していた。3月末の富士テストが終始雨となったため、各タイヤメーカーは新しいトレッドパターンのタイヤを持ち込んで比較テストを行なうなど、積極的なトライをしていた。

 ただ、開幕戦岡山のパドックで入ってきた情報によると、必ずしもテストで使った新パターンのタイヤを各メーカーが持ち込んできているわけではなさそうだ。

 富士テストではとりわけ雨量の多いコンディションで上位を独占したブリヂストンは、同テストで縦溝のない大胆なパターンのウエットタイヤを持ち込んでいた。このタイヤは関係者からのフィードバックも様々で、「良い点とそうでない点がある(ベルトラン・バゲット/1号車MARELLI IMPUL Z)」、「突出して良いものはまだ見つかっていない印象(徃西友宏/NSX-GT車体開発責任者)」など、少なくとも手放しで喜べるようなものではなかったようだった。

ブリヂストンがテストしていた新パターンのタイヤ

ブリヂストンがテストしていた新パターンのタイヤ

Photo by: Masahide Kamio

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 motorsport.comの調べでは、ブリヂストンは岡山に新パターンのウエットタイヤを持ち込んでいない模様。ただ従来パターンのウエットタイヤに関しても、雨量の多いコンディションでのパフォーマンスはドライバーからも評価が高いため、侮れない。

 その一方で、“ちょい濡れ路面”で強さを見せそうなのがヨコハマだ。彼らは昨年ウエット路面で抜きん出た速さを見せていたミシュランを想起させるような、溝の少ないウエットタイヤを富士でテストしており、雨量の少ないセッションではミシュラン勢に割って入るタイムを記録していた。

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Photo by: Masahide Kamio

 ヨコハマによると、彼らはGT500クラスに関しては富士でテストした前述のパターンを採用。ただ多くのチームにタイヤを供給するGT300クラスに関しては、昨年のGT500で使用していたパターンが採用されるという。

 また、昨年の雨のSUGO戦でミシュラン勢に次ぐパフォーマンスを見せていたダンロップも、「ミシュランさんには到底及んでいない」とその結果に甘んじることなく、オフシーズンの開発を進めてきたという。

 このように、スーパーGTに参戦する4メーカーは、使用機会が限られるであろうウエットタイヤにおいても様々な試行錯誤を繰り返しながらアツい開発競争を繰り広げている。そしてその成果が、早速この岡山の地で明らかになるかもしれない。

 

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