予選レポート
スーパーGT 第7戦:オートポリス
主役は今回もホンダ! Moduloが2戦連続ポール。ランキング上位のAstemo、STANLEYも好位置確保|スーパーGT第7戦予選レポート
スーパーGT第7戦オートポリスの予選は、64号車Modulo HRC PRELUDE-GTがポールポジションを獲得した。
戎井健一郎
編集: 2026/10/17 8:35
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#64 Modulo HRC PRELUDE-GT
写真:: Masahide Kamio
10月17日、オートポリスでスーパーGT第7戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、GT500クラスが64号車Modulo HRC PRELUDE-GT(大草りき/イゴール・オオムラ・フラガ)、GT300クラスが61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)だった。
今シーズン最後のフルウエイト戦となる第7戦オートポリス。過酷な3時間レースに向けた予選は快晴の下で14時30分にスタートした。気温23℃で日差しは強いが、路面温度は29℃というコンディションであった。
GT500クラス
GT500クラスは、公式練習の最後に各車がアタックを行なう専有走行が赤旗で途中終了になってしまったため、勢力図が分かりづらい状況で予選を迎えた。その赤旗の原因となった16号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTは、コースオフ、バリア接触によってマシンにダメージを負ったため修復を強いられ、カーボン地の黒いボンネットに換装してコースに出てきた。
まずはQ1。残り1分を切ったタイミングで19号車WedsSport BANDOH GR Supraの阪口晴南が1分33秒297というターゲットタイムを出し、しばらくはこのタイムが塗り替えられなかったが、2戦連続のポールを目指す64号車Modulo HRC PRELUDE-GTのイゴール・オオムラ・フラガが1分32秒550という驚速タイムでトップに立った。
このフラガのタイムがQ1の最速。2番手は同じくホンダ陣営の100号車STANLEY HRC PRELUDE-GTで、50kgウエイト+燃料流量1ランクダウンという規則上最大の車両ハンデを負う中で山本尚貴が好走を見せた。
今季初優勝が欲しい日産勢は、23号車MOTUL Niterra Zは高星明誠が辛くも10番手に滑り込み、骨折明けの千代勝正に繋いだ。一方、24号車リアライズコーポレーション Zは0.003秒、8号車ARTA MUGEN HRC PRELUDE-GTは0.008秒高星のタイムに届かず、Q1でノックアウトされてしまった。
GT500のQ2は10分間で争われるが、各車残り7分を切るタイミングでようやくコースに。アウトラップ後にさらに2周ウォームアップを入れて、アタックに向かっていった。
まず最初に1分32秒台のタイムに入れたのは、19号車WedsSportの国本雄資だった。しかし、17号車Astemo HRC PRELUDE-GTの野村勇斗が1分32秒799でそれを上回ると、64号車Moduloの大草りきが1分32秒414でさらに最速を更新した。
これでNakajima Racingは2戦連続のポール獲得。決勝でも力強い走りでダンロップと共に今季初入賞をもぎ取りたいところだ。2番手でブリヂストン勢最上位はルーキー野村が駆るAstemo、3番手はヨコハマユーザーのWedsSportで、前戦SUGOと全く同じ予選トップ3となった。
ホンダ勢のポールポジションは4戦連続。特筆すべきはAstemoが2番手、STANLEYが4番手と、重いハンデを背負う車両が上位に来ていることだ。今回の結果次第では、4連覇を目指す36号車au TOM’S GR Supra(予選8番手)との差を一気に縮める可能性もある。
GT300クラス
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT
写真: Masahide Kamio
2組に分かれて行なわれるGT300クラスのQ1。A組は公式練習でトップタイムだった61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人が1分44秒122をマークし、順当にトップ通過を果たした。僅差の2番手通過は、平良響が乗る30号車apr GR86 GTだった。
ランキングトップ10につける車両5台は全て同組9番手以内に食い込んでQ1突破。前戦SUGOでタイヤ無交換のギャンブルが成功して2位に入り、ポイントランキングを大きくリードする56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rは8番手で通過した。
続くB組は、目まぐるしくトップタイムが更新される怒涛のセッションとなった。56号車リアライズに次ぐランキング2番手につける777号車D'station Vantage GT3は、藤井誠暢が1分44秒860をマークして一時はトップにつけたが、その後はライバルのタイム更新でどんどんと順位を落としてしまい、同組10番手でまさかのノックアウトとなってしまった。
B組トップは、前戦で優勝して勢いに乗る60号車Syntium LMcorsa LC500 GT。最後の最後に高木真一が渾身のアタックを決めた96号車K-tunes RC F GT3が2番手に滑り込んだ。またD'station以外のランキング上位組はQ2に駒を進めた。
18台によって争われるQ2は、タイヤを早めに温めて早々にアタックに行くのがお馴染みとなっている61号車SUBARUが残り2分半というところで1分42秒677をマーク。その後も、SUBARUのタイムを上回るどころか、1分43秒を切る車両すら出てこなかった。
2号車HYPER WATER INGING GR86 GTの堤優威が1分43秒061を記録したが、ライバルの追撃はここまで。61号車SUBARUが今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手はHYPER WATER、3番手は52号車Green Brave GR Supra GTで、ここ最近は苦戦が続いていた25号車HOPPY Schatz GR Supra GTが4番手に入った。
ポイントリーダーの56号車リアライズは木村偉織のドライブで11番手。給油リストリクターの影響で苦しい決勝になることが予想されるが、いかにダメージを最小限に抑えたレースができるかが鍵となる。
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