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スーパーGT・GT300でタイトル獲得の日産GT-R GT3勢。しかしスバルとの予選パフォーマンスの差には納得いかず?

2022年のスーパーGT・GT300クラスでタイトルを獲得したのは日産勢の56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rだったが、松村基宏総監督は61号車SUBARU BRZ R&D SPORTとの予選パフォーマンスの差を鑑みると、さらなる性能調整が必要だと考えている。

#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R, #10 TANAX GAINER GT-R

写真:: Masahide Kamio

 2022年のスーパーGT・GT300クラスは、最終戦までもつれる激戦の末に56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rの藤波清斗、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組がタイトルを獲得したが、予選でのパフォーマンスという点では61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人、山内英輝組が他を圧倒していた。

 61号車スバルは2021年にシリーズチャンピオンに輝いたが、この年は8戦中ポールポジション4回、フロントロウスタート6回を獲得した。これを受けて2022年は、61号車らGTA-GT300規定のマシンにより厳しい性能調整(BoP)がかけられ、FIA GT3車両と比べて性能が落とされるような方向性となったものの、予選での勢力図が大きく変わることはなかった。

 61号車の井口と山内は開幕戦岡山、第2戦富士、第6戦SUGO、第7戦オートポリスでポールポジションを獲得。第4戦富士では2番手に入った。さらに第3戦鈴鹿はトラブルで、最終戦もてぎはクラッシュにより後方スタートとなったものの、いずれもQ1では好タイムだったことを考えると、ほぼ毎戦ポールポジションを狙えるポテンシャルがあったと言える。

 一方で、タイトルを獲得した56号車GT-Rは一度もポールポジションを獲得できず、平均グリッドは7.4。GT-R勢唯一のポールは第5戦鈴鹿の10号車TANAX GAINER GT-Rだった。なお彼らは第3戦鈴鹿でもトップタイムを記録したが、再車検で失格となっている。

 結果的に56号車がシリーズタイトルを獲得し、チームランキングではKONDO RACINGとGAINERのワンツーとなったGT-R勢だが、これについて日産系チームの総監督であり、ニスモのCOOでもある松村基宏は、予選を公平とするためにBoPの再調整が必要だと語った。

#61 SUBARU BRZ R&D SPORT

#61 SUBARU BRZ R&D SPORT

Photo by: Masahide Kamio

「61号車の予選パフォーマンスと比較すると、GT-Rはレースの結果こそ良いですが予選がかなり遅いです。だから(2023年は)BoPがさらに公平になるように調整されればいいですね」

「我々のカスタマー(NILZZ Racing、TOMEI SPORTS)はレースでチャレンジするのは難しいので、(GTAには)予選を見て欲しいですね。レースには戦略、ピットワーク、ドライバーのスキルと色々なものが絡んできますが、予選は純粋なパフォーマンスですから」

 日産は現在、スーパーGTとスーパー耐久でGT3車両を走らせているが、その他のメジャーな海外カテゴリーには参戦していない。松村総監督は海外でGT-Rを走らせることはBoPの面でも参考になるとしながらも、現状はそう簡単ではないと語る。

「GT-R GT3の海外での使用も検討したいです。しかし現時点ではコロナ禍のこともあり、簡単にはいきません」

「現状、それはあくまで私の願望に過ぎません。ただGT-Rを使う事に関心のある海外のカスタマーがいるのであれば、それが将来的な改良進化にも繋がる可能性があります」

 なお現行のGT-R NISMO GT3は2018年から投入されており、小規模なアップデートを経て2028年までのホモロゲーションが取得されている。松村総監督によると、日産が新たなGT3モデルを投入する予定は現状ないという。

 
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