”世界”を目指す宮田莉朋、WECチャレンジドライバーに。ル・マンなどでトヨタWECチームに帯同
TOYOTA GAZOO Racingは、宮田莉朋をWECチャレンジドライバーに選出したことを発表。ル・マンなどのレースでチームに帯同し、将来WECで活躍できるドライバーへの育成を目指す。
Ritomo Miyata, VANTELIN TEAM TOM’S
Masahide Kamio
TOYOTA GAZOO Racingは、今季スーパーGTやスーパーフォーミュラで活躍している宮田莉朋を、TGR WECチャレンジドライバーに選出したことを発表した。
TGR WECチャレンジプログラムは、サステナブルなモータースポーツ業界の実現に向け、将来FIA世界耐久選手権(WEC)で活躍できるドライバーの育成・輩出を目指している。
そのドライバーに選ばれた宮田は今年、ドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racing Europe GmbH(TGR-E)でのドライビングシミュレータトレーニングやフィジカルテストに参加する他、6月のル・マン24時間、7月のモンツァ6時間、および9月の富士6時間でトヨタのWECチームに帯同。コミュニケーション力の向上やチームとの融和を目指すという。
現在23歳の宮田は、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム出身。今季はスーパーGTのGT500クラスにTGR TEAM au TOM'Sから、スーパーフォーミュラにVANTELIN TEAM TOM'Sからそれぞれ参戦している。
スーパーフォーミュラでは第3戦鈴鹿で初優勝、スーパーGTでは第2戦富士で優勝するなど安定した速さを見せている宮田。それに加え、以前から海外挑戦を目指していると公言しており、その強い意志とそのための自助努力をしていることが評価されたという。
そして宮田は昨年末に、TGR-Eでのシミュレータセッションにも参加。レギュラードライバーに劣らぬタイムでの走行パフォーマンスを見せ、チームからも高い評価を得たことが今回の選考理由になったとのことだ。
TGR WECチャレンジプログラムへの参加継続は毎年のパフォーマンスと成長を評価した上での判断になるとされており、決して簡単な道にはならないはずだ。それでも宮田にとっては目指していた海外挑戦への大きな一歩となるだろう。
また今回は合わせて、エントリーレベルの若手ドライバーを対象とし、6月ル・マン24時間レースにてWECチャレンジプログラム特別研修を実施することも発表された。
世界最高峰のレースをル・マンで体感し、海外経験によって視野を広げるとともに、将来WECで活躍することを目標にすべく、今回はTGRドライバー・チャレンジ・プログラム レーシングスクールの中村仁、小林利徠斗が参加を予定しているという。
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