F1
2022年F1サイドポンツーンのタイプを比較……空気を合流させるか、それとも分割するのか?
続々と発表される2022年のF1新車。もっとも大きな違いを生んでいるのは、サイドポンツーンの処理であり、7台それぞれが独自のデザインを採用しているようだ。
編集: 2022/02/16 10:57
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

ここまで6台、初期開発段階のマシンにカラーリングを施したと公言しているハースも入れれば7台の2022年型F1マシンの姿が明らかになった。最も大きな違いとなっているとも言えるのが、サイドポンツーンの形状であろう。
初期に実車を発表したアストンマーチンとマクラーレンを比較しただけでも、その違いは大きかった。しかしその後発表されたマシンを見比べていくと、そのどれもが異なるコンセプトとなっている。
■ギャラリー一覧
レッドブルRB18|アストンマーチンAMR22|マクラーレンMCL36|アルファタウリAT03|ウイリアムズFW44|アルファロメオC42|
メインの写真は、各チームのマシンのサイドポンツーンのコンセプトを、グラフにプロットしたもの。縦軸がサイドポンツーンのリヤエンドの落とし込みの大小、横軸がアンダーカット(サイドポンツーン下部のえぐられた部分)の大小を表している。これを見ると、リヤの落とし込みが大きいマシンはアンダーカットが小さく、逆にリヤの落とし込みが小さいマシンはアンダーカットが大きい……そういう傾向がありそうだ。
最も極端な例は、ウイリアムズであろう。ウイリアムズはリヤが急激に落とし込まれ、フロアに繋がっている。その一方で、アンダーカットはほとんど存在しない。またエンジンカウル+サイドポンツーンのボリュームは大きそうだ。
これに近いのはマクラーレンMCL36だろう。このMCL36も、サイドポンツーン下部のアンダーカットはなく、サイドポンツーン後方は低く落ち込んでいる。ただウイリアムズと異なるのは、サイドポンツーンの少し上、ハロの幅分の段差が後方に向けて続いているという点だろう。ウイリアムズの場合は、ほとんど全ての気流がフロアに向かうように見える中、マクラーレンは少し上にも気流を導こうとしているかもしれない。
ハースは最終系ではないものの、前方部分にアンダーカットがありながらも後方にはなく、さらに落とし込みもきつい。その一方で、エンジンカウルに段差は設けられていないように見える。
アルファタウリは、ここまで発表されたマシンの中では、平均的な1台と言えそうだ。サイドポンツーン下にはアンダーカットがあり、ここを流れた空気と、サイドポンツーンの上を降ってきた気流を、リヤサスペンション前で合流させようとしているようにみえる。また、エンジンカウルには段差がつけられており、リヤウイングメインプレーンの下にも気流を導いている。
レッドブルは、どうもF1が公開したショーカーに、チームのカラーリングを施した画像を発表したに過ぎないという見方もある。実際にはどんなマシンが登場するかは分からないが、サイドポンツーン上面は路面と水平に後方へ向かい、アンダーカットも存在する。
そしてウイリアムズと逆の意味で極端なのが、アルファロメオとアストンマーチンだろう。いずれのマシンも、強烈なアンダーカットを持っている。しかしサイドポンツーン後方の落とし込みは小さい。つまりサイドポンツーンの上と下を流れる空気を、分断しているようにも思える。さらに両者とも、サイドポンツーン上に無数のルーバーを開けているのも共通点である。
実戦までには、各車の形状は変わっていくかもしれない。むしろ間違いなく変わるだろう。そしてシーズンが進むにつれ、変化が続いていくはずだ。
このサイドポンツーンのデザインが、どこかに集束するのか、あるいはそれぞれが独自の進化を遂げていくのか……そこも気になるところである。
まずはまだ発表されていないメルセデス、フェラーリ、アルピーヌのデザインに注目である。
Read Also:
- レッドブルRB16B『ありがとう号』を間近で見るチャンス! ホンダウエルカムプラザで3月3日まで展示
- F1新車”雑感”解説2022「アルファロメオC42」:サプライズ登場のニューマシン。アストンマーチンに似たコンセプト?
- F1新車”雑感”解説2022「ウイリアムズFW44」:段差のないエンジンカウルとサイドポンツーンが特徴
- ”準備は整った”角田裕毅、F1で勝負の2年目。そして鈴鹿へ……「日本のファンの前で走るのが僕の夢」
- F1アブダビGPの“知られざる”無線交信がSNSで拡散、論争再燃中……ブランドルも憤慨「ハミルトンが王者になるべきだった」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 レッドブルRB16B『ありがとう号』を間近で見るチャンス! ホンダウエルカムプラザで3月3日まで展示
次の記事 F1の予算制限、”本領発揮”は2023年? アルファタウリ代表「今季も差は縮まるはずだが……」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
最新ニュース

アントネッリ、PP獲得で史上最年少チャンピオンに向け王手! フェルスタッペンが2番手|F1アメリカGP予選
F1
F1 F1
アメリカGP
25 分前
アントネッリ、PP獲得で史上最年少チャンピオンに向け王手! フェルスタッペンが2番手|F1アメリカGP予選

F1アメリカGP予選速報|アントネッリがPP獲得でチャンピオン決定にさらに近づく。フェルスタッペン2番手。アロンソQ2進出15番手
F1
F1 F1
アメリカGP
53 分前
F1アメリカGP予選速報|アントネッリがPP獲得でチャンピオン決定にさらに近づく。フェルスタッペン2番手。アロンソQ2進出15番手

またもトラックリミット違反多発。しかし速いのは跳ね馬……フェラーリ今季3勝目に向けて視界よし。フェルスタッペンが続く|F1アメリカGPフリー走行3回目
F1
F1 F1
アメリカGP
4 時間前
またもトラックリミット違反多発。しかし速いのは跳ね馬……フェラーリ今季3勝目に向けて視界よし。フェルスタッペンが続く|F1アメリカGPフリー走行3回目

F1アメリカGP FP3速報|今回はフェラーリが速いぞ! ハミルトンが最速。中団争いは僅差で、アロンソ16番手。トラックリミット違反にご注意!
F1
F1 F1
アメリカGP
4 時間前
F1アメリカGP FP3速報|今回はフェラーリが速いぞ! ハミルトンが最速。中団争いは僅差で、アロンソ16番手。トラックリミット違反にご注意!
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録