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F1新車”雑感”解説2022「ウイリアムズFW44」:段差のないエンジンカウルとサイドポンツーンが特徴

ウイリアムズが、新車発表の直後にニューマシンFW44をシェイクダウン。発表会とはまるで異なるマシンを走らせた。

Williams FW44

写真:: Williams

 ウイリアムズが、2022年用ニューマシンFW44を2月15日にオンラインで発表した。ただ発表されたマシンは、ショーカーに新カラーリングを施しただけのモノ。その後ウイリアムズは、シルバーストン・サーキットでシェイクダウンを実施しており、そこで走ったマシンは、まるで異なる形状だった。

 公開されたシェイクダウン時の写真は2枚のみ。しかしここからでも、いくつかのことは読み取れそうだ。そして、他チームとは異なるコンセプトになっている部分も多いのが分かる。

 ノーズは上面が丸みを帯びており、比較的四角い断面形状のマシンが多そうなところからすると、独自のコンセプトであるように思える。長さは短めで、フロントウイングのフラップ3枚が直付け。1枚は独立している。後方2枚のフラップを繋ぐヒンジは上下にも伸びていて、フィンのようになっている。間違いなく、気流コントロールに活用しているだろう。

 それ以上に目を引くのは、エンジンカウルからサイドポンツーンの処理だ。ここまで発表されたマシンは、いずれもエンジンカウルからサイドポンツーンにかけて段差が設けられ、気流の向きをコントロールしているように見えた。

Williams FW44

Williams FW44

Photo by: Williams

 このFW44は、エンジンカウルからサイドポンツーンまでの間に段差は設けられず、急激にフロアまで繋げられている。そのためか、エンジンカウル+サイドポンツーンはかなり幅広くなっているように見え、ぼってりとした印象を受ける。例えて言うならば、昨年のアルピーヌに近い形だろうか? サイドポンツーン下にはアンダーカットが存在していないが、これはマクラーレンと同じ考え方だ。

 なおリヤビューミラーのステーも2本になっていて、サイドポンツーン上〜リヤウイングにかけての気流制御に役立てているように見える。また、シェイクダウンしたマシンには、シャークフィンは取り付けられていなかった。

 縁取りが赤いカラーリングとなったインダクションポットは、四角く、非常に大きい。エンジンに取り込む空気だけでなく、冷却用の気流もここから取り入れていると考えるのが自然だろう。サイドポンツーンのインテークも、上下に2分割されているようだ。

 サスペンションは前プッシュロッド、後プルロッド。そしてうまく確認はできないが、フロアの後端には、何やら穴のようなモノが穿たれているように見える。もしかしたらこれは、リヤのブレーキダクトのスカートと関係した形状かもしれないが、今後写真素材が揃ってこれば、改めて確認したいところだ。

 
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