F1

レッドブルF1代表ホーナー、新PU規定に懸念もメルセデス代表ウルフの“ビビリ発言”を一蹴「これがトトのやり方」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1の2026年レギュレーションについて懸念を表明しているが、プロジェクトの遅れから「怯えている」というメルセデスAMG F1からの指摘については一蹴している。

Jonathan Noble

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編集: 2023/07/06 10:16

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Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing, Toto Wolff, Team Principal and CEO, Mercedes AMG

 レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、2026年にF1が導入を予定している新テクニカルレギュレーションに関して懸念を示しいるが、その姿勢についてライバルのメルセデスAMG F1のトト・ウルフ代表からは、レッドブルのパワーユニット(PU)プログラムが遅れているから「恐れている」という指摘が飛んでいる。

 しかしホーナーはウルフの発言を一蹴。F1全体を考えた上での懸念だと強調した。

 ホーナーが懸念しているのは、電動化が推し進められる次世代PUがストレート上でバッテリー切れを起こし、シャシーの空力効率でもそれを補えないことからショーに悪影響が及ぶのではないかということだ。

 そしてFIAが既に発行されているPUのテクニカルレギュレーションと、今後最終決定が行なわれるシャシー側のテクニカルレギュレーションの調整を行なわなければ、“フランケンシュタイン”のようなF1マシンになるとホーナーは警告している。

 これに対し、ホーナーと“犬猿の仲”にあるウルフは懐疑的な見方を示していた。

「彼が恐れているのは、PUプログラムが上手くいっていないことだと思う。もしかしたら、彼はそうやって(レギュレーションを)潰したいと思っているのかもしれない」

「だから、あんなことを言う本当の動機は何なのか、常に疑ってかかる必要がある」

Max Verstappen, Red Bull Racing RB19, Charles Leclerc, Ferrari SF-23, Carlos Sainz, Ferrari SF-23, the rest of the field

Max Verstappen, Red Bull Racing RB19, Charles Leclerc, Ferrari SF-23, Carlos Sainz, Ferrari SF-23, the rest of the field

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

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 しかしホーナーはウルフの発言を一蹴。2026年レギュレーションがグランプリを台無しにしないことが最優先だと明言している。

 ウルフの発言について質問されたホーナーは、次のように答えた。

「残念ながら、これは典型的なトトのやり方だ」

「彼は自身のパフォーマンスにのみ集中しているが、私の関心は自己の利益よりもスポーツそのものにある」

「2026年に誰が競争力のあるPUを積むか、もしくは競争力のないPUを積むのは誰なのかに言及するには早すぎる。私にとって最も重要なことは、スポーツの観点から我々全員がFIAや関係者と協力し、できるだけ良いプロダクトにするよう連帯責任を負うことだ。そうでなければ、我々は共倒れだ」

 motorsport.comの調べでは、2026年PUに関する初期シミュレーションでは、空力効率の悪い現行マシンに搭載して走行した場合、バッテリー切れを引き起こす可能性があるグランプリが複数あるようだ。

 しかし、FIAはストレートで空気抵抗を減らすアクティブエアロの開発に取り組んでおり、実際に2026年マシンがデビューした際にはそうした問題が発生することはないと考えている。

 ホーナーは、チームが新レギュレーションをより深く理解するにつれて問題が浮上してきたため、彼が声を挙げることが重要だと考えている。

「レギュレーションは元々意図されていた通りのハイブリッドだ」とホーナーは言う。

「もちろん、レギュレーションを確認し尽くすことで、限界がどこにあるかが見えてくる」

「FIAはデューデリジェンスを行なうという点で、かなりの責任を負っていると思う。そして、これに関してはいくつかのチームが非常に似た意見を持っている」

 motorsport.comがホーナーに対して、FIAはこの問題を深刻に受け止めているかと尋ねると、彼は次のように答えた。

「そうだと思う。あそこには有能なチームがいて、何が課題なのかを認識していると思う」

「最近(FIAの)会長が車重についてコメントしたのを聞いたと思う。バッテリーセルのサイズ拡大や、それに伴う冷却を考えると、車重を減らすことは簡単じゃないよ」

 

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