F1 オーストラリアGP
F1メカ解説|3戦目にして大幅変更! アルファロメオ、新投入のフロントウイングは「マシンバランス」に効果アリ
アルファロメオF1は、第3戦オーストラリアGPでマシンのフロント周りを大幅に変更した。
Matt Somerfield Giorgio Piola
公開日時: 2023/04/11 2:39
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ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】
Analysis provided by Giorgio Piola
アルファロメオF1は、アルバート・パーク・サーキットで行なわれた2023年シーズン第3戦オーストラリアGPに、今季マシン『C43』へ大型アップデートを持ち込んだ。
主な変更点はフロントノーズ。これまではノーズがフラップ2枚目から伸びるフロントエンドだったが、メインプレーンの前端から伸びるモノへと変更された。
これによりメインプレーン中央部も変更されたため、フロントウイング周りと気圧分布と気流の両方に変化が発生している。またノーズが物理的に前方へ伸びたことで、前後荷重バランスの調整方法にも変更が表れてくることにも注目。以前は上向きに弧を描き、気流を下へ導こうとしていたメインプレーン両端にも変更が加わり、新たなフロントウイングではフラットな形状となっている。
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また、この新しいフロントウイングでは、メインプレーンとフラップを繋ぐセパレーターが片側4つから3つへと減少。より翼端板側に配置されるようになったセパレーターは、先端が跳ね上がるフラップと共に、空気を外へ流すアウトウォッシュの効果を狙っている。
ただ、チームには片側最大8個までのセパレーターの使用が許可されており、上下のフラップを繋ぐセパレーターを昨シーズンのメルセデス『W13』や今季のフェラーリ『SF-23』のように配置したフロントウイングを採用するのも、そう遠くないかもしれない。
Alfa Romeo F1 Team C43
Photo by: Alfa Romeo
この新しいノーズとフロントウイングは、ダウンフォース増加と共に、今後に向けたマシンバランスの改善策として投入された。
アルファロメオのトラックサイドエンジニアリングチーフのシャビ・プジョラは、このアップデートによるダウンフォースの向上は、マシン全体により良いメリットをもたらすと語っている。
「フロントウイングがマシンバランスを少し取り戻してくれると思ったんだ」とプジョラは説明する。
「今のところ、特定の弱点があるとは思っていないんだ」
「フロントウイングを例に取れば、搭載されたことによってマシン全体が上手く機能している。だから全体的な開発ということになる」
Alfa Romeo C43 mirror stays
Photo by: Uncredited
オーストラリアGPではミラーのステーにも変更が加えられ、局所的な気流の向きを変更するために、付け根の部分が前後短縮された。
開幕2戦で使用されていたステーと比較すると、付け根部分(写真上/白矢印部分)が短くなったのが分かる。
オーストラリアGPでアルファロメオは周冠宇が9位入賞、チームメイトのバルテリ・ボッタスは11位と一定の成績を収めた。ただ、このレースでは8台がリタイアと、サバイバルレースを生き残ったことによるポイントという面も大きかった。
マシン後方の空力に大きな影響を与えるフロント周りの変更ということもあり、第4戦以降のセットアップ調整やさらなるアップデートによって、この新しいフロントウイングも明確な効果を発揮するようになるかもしれない。
Additional reporting by Adam Cooper
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