スーパーフォーミュラ・ライツSUGO大会、平良響が2勝を挙げタイトル争いに名乗り。第6戦はイゴール・オオムラ・フラガが初優勝
スポーツランドSUGOでスーパーフォーミュラ・ライツの第2大会が行なわれ、第4戦、第5戦は平良響が、第6戦はイゴール・オオムラ・フラガが制した。
6月17日〜18日、スポーツランドSUGOでスーパーフォーミュラ・ライツ(SFライツ)の第4戦〜第6戦が行なわれた。第4戦、第5戦の勝者は平良響(TOM’S)で、第6戦はイゴール・オオムラ・フラガ(B-MAX RACING TEAM)の優勝となった。
開幕オートポリス大会は木村偉織(B-MAX RACING TEAM)の3連勝で幕を閉じた2023年シーズンのSFライツ。迎えたSUGOラウンドの予選では平良が第4戦・第5戦共にポールポジションを獲得。予選から数時間後に行なわれた第4戦の決勝レースでは、ポールの平良がフラガ以下の後続を抑えてレースをリードしていった。
序盤にはデビッド・ビダーレス(B-MAX RACING TEAM)と古谷悠河(TOM'S)の接触でセーフティカーが出される場面もあったが、平良は2番手以降の接戦を尻目に、後続に3秒以上の差をつけて26周を走り切りトップチェッカー。今季初優勝をポールポジション+優勝+ファステストラップの“フルマーク”で達成した。2位はフラガ、3位は木村だった。
第5戦はポールの平良に、木村、小出峻(TODA RACING)がグリッド順通りに続く展開。4番手にはフラガらのスタート失敗に乗じ、元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリの息子、エンツォ・トゥルーリ(TOM'S)が浮上した。
パーツ回収のためセーフティカーが出されると、残り6周でレース再開。各車のギャップは縮まったが、平良は落ち着いてリスタートを決め、木村と小出を従えて2連勝を飾った。2位木村、3位小出、トゥルーリは4位だった。
翌日の第6戦は第4戦の結果を基にグリッドが決まるため、平良、フラガのフロントロウとなった。平良とフラガは好スタートを決めたが、3番グリッドの木村は蹴り出しで出遅れた上にスタート違反でドライブスルーペナルティを科される散々な展開に。これで3番手はトゥルーリとなった。
このまま平良の3連勝かと思われたが、残り3周で平良が突如失速。馬の背コーナーでフラガが首位を奪った。平良にはギヤトラブルが発生していたようで、後続のマシンに次々と抜かれていった。
イゴール・オオムラ・フラガ
Photo by: Masahide Kamio
フラガはそのままトップでチェッカーを受け、SFライツ参戦6レース目で初優勝となった。2位はトゥルーリ、3位は小出となった。
ポイントランキングは48ポイントの木村が未だトップにつけているが、2連勝の平良が38ポイントと肉薄。タイトル争いはこのふたりによって展開されるのか、それとも次回以降に新たなドライバーが割って入るかにも注目だ。
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