レースレポート

スーパーフォーミュラ 第1戦・第2戦:富士

これがレッドブルF1候補生の実力だ! リアム・ローソン衝撃のデビューウィン。2連覇王者野尻を従え無限がワンツー|スーパーフォーミュラ第1戦富士

2023年スーパーフォーミュラが富士スピードウェイで開幕。第1戦の決勝レースはリアム・ローソン(TEAM MUGEN)が優勝した。

戎井健一郎

編集: 2023/04/08 7:48

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

リアム・ローソン、野尻智紀:Team Mugen

 4月8日(土)、スーパーフォーミュラ第1戦の決勝が富士スピードウェイで行なわれた。レースを制したのはリアム・ローソン(TEAM MUGEN)だった。

 2023年のスーパーフォーミュラがついに開幕した。今季からは新車両の『SF23』が導入されたが、事前テストは鈴鹿での1回のみ。今週末の富士戦は金曜のフリー走行がキャンセルとなったことで、8日午前の予選がSF23での富士初走行になった。その順位は鈴鹿テストとは違った序列となっており、新シーズンの予測不能ぶりに拍車をかけた。

 予選ポールポジションは、2021年、2022年のシリーズチャンピオンである野尻智紀(TEAM MUGEN)。フロントロウ2番手には宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)がつけた。ふたりとも鈴鹿テストでは苦戦気味というコメントをしていたが、昨年同様に速さを見せた。そしてレッドブルの育成ドライバーであるローソンが初戦ながら3番グリッドを確保した。

 41周の決勝レースは14時15分にスタートしたが、ブラックアウトと同時に波乱の連続となった。

 まず阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)、国本雄資(Kids com Team KCMG)、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)の4台がエンジンストール。1コーナーではイン側にブレーキスモークを上げながら進入した関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が、アウト側にいた山下健太(KONDO RACING)に接触し、山下がその外側にいた小林可夢偉(Kids com Team KCMG)に接触する形となった。山下と小林はここでレースを終えた。

 そして2周目には牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1コーナーのブレーキングで坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)に追突してしまい、リヤエンドを壊した坪井はリタイア。これでセーフティカーが出されることになった。

 レースは8周目に野尻、大湯都史樹(TGM Grand Prix)、ローソン、宮田、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)というトップ5オーダーで再開された。直後のコカ・コーラコーナーでは大湯とローソンが2番手争いの中で双方コースオフし、大湯は順位を下げた一方でローソンは2番手に。これでTEAM MUGENのワンツーが完成した。

 10周を消化してピットウインドウがオープンとなると、5番手大湯と6番手佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)らが早速ピットへ。一方で上位陣は軒並みステイアウトを選択した。

 ローソンは野尻との差を徐々に詰めていき、1秒〜1.5秒ほどのギャップで追いかける。そんな中でローソンは21周目にピットインすると、それに反応するように野尻も22周目にピットへ。ピットアウトした時点では野尻が前だったが、タイヤのウォームアップの差は歴然で、100Rでローソンがいとも簡単に野尻をパスしていった。“アンダーカット”が成功した形だ。

 31周終了時に平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が、32周終了時に宮田がピットインしたことで、ローソンは正真正銘のトップに。2番手以下は野尻、山本、平川、宮田、佐藤と続いた。

 そんな中、残り6周でクラッシュ発生。入賞圏内で争っていた福住仁嶺(ThreeBond Racing)とジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)が1コーナーでのブレーキングで接触。福住はアウト側のウォールに激しくぶつかったが、アレジ共々歩いてマシンから離れることができた。この事故により、この日2度目のセーフティカーが出された。

 最終的にセーフティカーランのままファイナルラップに突入し、各車そのままチェッカー。ローソンがスーパーフォーミュラでのデビュー戦でいきなりの勝利を飾った。2位は野尻で、TEAM MUGENがワンツー。3位は優れたレースペースを発揮して順位を上げた平川だった。

 4位以下は山本、宮田、佐藤と続いた。新興チームのTGM Grand Prixは大湯都史樹が7位、ジェム・ブリュックバシェが8位、大嶋和也(docomo business ROOKIE)は9位で2年ぶりの入賞、10位は小高一斗(KONDO RACING)だった。

 なお第2戦は同じく富士スピードウェイが舞台。4月9日(日)14時30分にスタートする。

 

関連ニュース:

順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 差 前車との差 平均速度 1 New Zealand リアム ローソン Team Mugen 41 1:15'37.813       2 Japan 野尻 智紀 Team Mugen 41 1:15'39.871 2.058 2.058   3 Japan 平川 亮 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 41 1:15'41.584 3.771 1.713   フルリザルトを見る

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 リアム・ローソン、参戦初戦で衝撃の優勝。2位野尻で無限1-2もレースは大荒れ|スーパーフォーミュラ第1戦富士:決勝順位速報

次の記事 リアム・ローソンの初参戦初優勝に、無限の田中監督も脱帽「すごいドライバーが来た! 過去の”外国人”ドライバーの中でも異色」

More from

戎井健一郎



DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

5 日前

DENSO SARD、SUGO戦は今年も勝利まであと一歩届かず。「燃料の問題がなければ、優勝争いできたはず」とフェネストラズ



タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

タイヤ無交換で19番手から2位! GT300王座争い大量リードのリアライズ。しかしオリベイラ「こんな“ジョーカー”毎戦使うわけにはいかない」



GT500ホンダ陣営、怒涛の3連勝でプレリュードは“シビック超え”。ランキングも2〜4番手に「最強パッケージに全力でチャレンジしていく」

スーパーGT

スーパーGT

第6戦:SUGO

6 日前

GT500ホンダ陣営、怒涛の3連勝でプレリュードは“シビック超え”。ランキングも2〜4番手に「最強パッケージに全力でチャレンジしていく」

最新ニュース



「誇りに思える週末だった」ラッセル、バクー勝利で自信ついた! 残りレース全勝計画ブチ上げる

F1

F1 F1

アゼルバイジャンGP

3 時間前

「誇りに思える週末だった」ラッセル、バクー勝利で自信ついた! 残りレース全勝計画ブチ上げる



WEC富士、レース終盤に衝撃のクラッシュ……マクラーレン720Sがメインストレートのガードレールに激突! その原因は”側面”スリップストリームだった!?

WEC

WEC WEC

Fuji

3 時間前

WEC富士、レース終盤に衝撃のクラッシュ……マクラーレン720Sがメインストレートのガードレールに激突! その原因は”側面”スリップストリームだった!?



トヨタ8号車が富士6時間を制す「最終コーナーを立ち上がるまで分からなかった」平川亮、0.591秒差で母国勝利

WEC

WEC WEC

Fuji

3 時間前

トヨタ8号車が富士6時間を制す「最終コーナーを立ち上がるまで分からなかった」平川亮、0.591秒差で母国勝利



激走マルタンス、平川亮とトヨタを苦しめる「あと1〜2周あれば……彼らの母国で、抜いてやりたかったな!」|WEC富士6時間

WEC

WEC WEC

Fuji

4 時間前

激走マルタンス、平川亮とトヨタを苦しめる「あと1〜2周あれば……彼らの母国で、抜いてやりたかったな!」|WEC富士6時間

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録