まさか! 22台中4台がエンジンストールの大混乱。原因はテスト日程の少なさ? 阪口晴南「準備不足だったかなと思う」
スーパーフォーミュラの開幕戦は、22台中4台がストールする波乱の幕開けになった。これは、開幕前のテスト日数が少なかったことも少なからず関係しているのかもしれない。
富士スピードウェイで行なわれた、スーパーフォーミュラの2023年シーズン開幕戦。全体的に荒れた展開のレースとなったが、その幕開けはスタート時にあった。全22台中4台がエンジンストールを喫し、グリッドに取り残されたのだ。
これには、今シーズン開幕前のテストがわずか1回のみに制限されたこととの関係がありそうだ。
シグナルがブラックアウトし、開幕戦の決勝の火蓋が切られると、4台のマシンがスタートできずグリッドにほぼ取り残されることになった。後方のマシンはなんとかこれらのマシンを掻い潜るように走り出していったため、大事故につながることはなかったが、まさにこれが波乱の幕開けとなった。
スタート時にストールしたのは、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)、国本雄資(Kids com Team KCMG)、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)の4台だった。そのうち阪口は、「準備不足だった」と振り返る。
「僕も他のみんなも、練習機会の少ない中でスタートを切らざるを得ない状況でした。そういう意味では、準備不足だったかなと思います」
そう阪口は言う。
「これまでストールするなんでことはなかったですし、そういう失敗をするとは思ってもみなかったんです」
「しかし、しっかりと合わせこむことができていたドライバーもいましたから、準備の差かもしれません」
「僕らはパフォーマンスを上げるということに注力しすぎたあまり、そういう部分にもうひとつ考えが及ばなかったのではないかという反省があります。運が悪かったということで片付けたくはないです」
太田もストールしてしまったドライバーのひとり。今回の原因は今も不明だというか、今後検証していく予定だと明かした。
「なんかエンストしてしまいました。今、その時のデータを見てもらっています」
「回転数が決まっていて、それに合わせてやるだけなので、その回転数が間違っていたのか、そういうことも見ていかなければいけません」
そう太田は言う。
「今回はアジャストできていないので、自分の手順も含めて、問題がなかったのかどうかをしっかりと見ていきたいと思います」
なおレース中に終始上位を走り、最終的に5位に入った宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)も、実はストール寸前だったようだ。
「新しい僕のエンジンがまったく良くなくて、(スタートで)全然前に進みませんでした。アクセルを踏んでるのに、ただ止まっているだけみたいな状況になってしまったんです。原因は検証中です」
そう宮田は明かす。
「今回新しいエンジンになって、しかもスタート練習が全然できていない中での本番でした。なので、適合できていなかったんです。昨年はマップや色々な部分があまり良くなかったので、エンジニアさんとスタートだったりマップだったりをテストして、これだというモノを今回入れています」
「しかし、エンジンのキャラクターが変わってしまって、去年よりも厳しい状況です。失敗したわけでもないのに……アクセル全開なのに前に進んでくれませんでした」
「とにかく今、検証中です」
今回の開幕ラウンドは、土日の2日間連続で予選〜決勝レースが行なわれる。土曜日の第1戦はこのように4台が正常にスタートできなかったが、日曜日の決勝までにそれぞれのマシンがアジャストしてくることができるか? ある意味ひとつ興味深い点だと言えるだろう。
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