スーパーフォーミュラ 第1戦・第2戦:富士
平川亮、スーパーフォーミュラ第2戦で痛恨のペナルティ。好ペースで走るも「無限と野尻の壁は高い」
スーパーフォーミュラ第2戦で、ITOCHU ENEX TEAM IMPULの平川亮は、スタート前の違反でペナルティを科されたものの、優勝した野尻智紀を凌ぐペースも披露した。しかし平川本人は、「TEAM MUGENと野尻の壁は高い」と語る。
編集: 2023/04/09 13:14
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富士スピードウェイで前日の開幕戦に続き行なわれた、スーパーフォーミュラの第2戦。ITOCHU ENEX TEAM IMPULの平川亮は一時首位を走るシーンもあったものの、最終的にはタイヤ交換の際にナットがハマっておらず、コース脇にマシンを止めて終戦。21位完走扱いとなった。
平川は8日の開幕戦では3位表彰台を獲得。その日の夜には自身のツイッターに「明日は優勝を狙ってます」と綴るなど、大きな期待を胸に第2戦に挑んだ。
その第2戦では予選7番手。追い上げのレースを展開しようとしたが、早々に痛恨の10秒加算ペナルティを科されてしまう。これで最後尾に下がり、勝負権を失うことになってしまった。
ただセーフティカー中に全車がタイヤ交換義務を消化するためにピットインした際、平川だけが義務を消化せずにステイアウト。一気に先頭に立つ。すると、最終的に勝利した野尻智紀(TEAM MUGEN)をどんどん引き離していくことになった……優れたレースペースを持っていただけに、ペナルティがなければと悔やまれるレースとなった。
「野尻選手もレースの途中はマネジメントしていたので、実際のところは分からないですけれど、ペース的には良かったと思います」
平川はレース後、自身のペースについてそう語った。
「レースみたいなこともできて、トップを走ることもできたので、そこは良かったんじゃないですか。でも、TEAM MUGENと野尻選手の壁が高いというのは、再認識させられました」
「今日も予選でうまく決まったと思っていたんですが、まだまだ届かないところがありました。頑張って、諦めずにやっていくしかないと思います」
「どうやったら速く走らせられるのか、それについては見当はついています。テストが少なくて、そこに持っていくのは難しいんですが、分かっているというのはポジティブだと思います」
「予選で前に行くのが難しいので苦労していますが、ぼんやりとではありますが掴めてきてはいるので、そこを諦めずにやり続けるしかないと思います」
平川にレース中に出されたペナルティは一体何だったのか? 平川は次のように説明する。
「コンピュータのトラブルが、昨日から出ていたんです。昨日は走っている時に問題が出たんですが、今日は停まっている時に出てしまって、クラッチやギヤも動かない状態になってしまいました」
そう平川は言う。
「コンピュータを変えて、ウォームアップも走れないまま決勝に挑むことになりました。クラッチのバイトポイントも結構変わってしまっていたので、そのチェックをしたいという旨の確認をとって、グリッド上でチェックをしたら、それはダメですということになってしまいました」
「なにか認識が違っていたようです。僕としても、レギュレーション上全然問題ないことだと思っていたんですが、そこはダメだったようです」
具体的には、平川は統一規則第2条5(一般的合意事項)に違反したとされている。平川のマシンは、エンジンの始動が禁止されている時間帯にチェックのためにエンジンをかけたようで、規則の「参加者、ドライバーおよびチームクルーは、秩序ある行動をとること」という条文に抵触したということのようだ。
平川の不運はそれだけではなかった。平川は首位を走行し、タイヤを交換しないまま39周を走破。義務を消化するために、そこでピットに入った。ただ、ナットがうまく締まっておらず、コース復帰後すぐにマシンを停めざるを得なかった。
「再びセーフティカーが出るのを待って(ステイアウトして)いたんですが、最後はナットがしっかりハマっていなかったんです」
そう平川は説明した。
「バーンアウトして出ていったらもうおかしかったので。とりあえず行ってみたんですがやっぱりダメで、タイヤが外れないように頑張って走って、そして停めたという感じです。1コーナーで停めてしまうとバトルの邪魔になってしまうので、何もない所を見つけて停めました」
次の舞台となる鈴鹿でのテストは良かったと語る平川。しかし、テストの時には苦戦気味に見えた野尻を侮ることはできないと語る。
「鈴鹿は、テストでも比較的良かった方ではあると思います」
「でももちろん、野尻選手も速い時がありましたので、全然油断はできません。壁は結構高いなと思っています」
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