【スーパーGT】スバルBRZ、開幕戦は雨に足をすくわれ22位「ブレーキで根負けしない気持ちでいったことが原因」と山内
スーパーGT開幕戦岡山は22位完走に終わった61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。ドライバーと監督が、苦しい展開となったレースを振り返った。
写真:: Masahide Kamio
2021年のスーパーGT・GT300クラス王者であり、2022年シーズンも最終戦までタイトルを争ったR&D SPORTの61号車SUBARU BRZ R&D SPORT。岡山国際サーキットで行なわれた2023年開幕戦は、22位という結果に終わった。
昨年の岡山戦ではドライコンディションの予選でポールポジションを獲得した61号車SUBARU。今回の予選はウエットコンディションとなったが、井口卓人が担当したQ1 A組はかなりの雨量であり、セッション途中で赤旗が振られたまま終了した。井口はタイミングも合わずQ1敗退となり、22番グリッドから決勝を迎えることになった。
「タイヤの温まりやアタックの時のポジショニングなどタイミングが悪い予選になってしまいました。結果的に赤旗がでてしまったのでいい流れにできなかったです。少し自分の判断が良くなかったですね」 と井口はチームのリリースにコメントを寄せた。
また小澤正弘総監督は同じくリリースの中で、BRZのセットアップの幅の狭さも予選で苦戦した一因だと分析した。
#61 SUBARU BRZ R&D SPORT
Photo by: Masahide Kamio
「セットアップが不十分だったので、課題があるという認識です」
「これは速さと背中合わせな要素ですが、BRZ GT300はセットアップの幅が狭いという特徴があって、ピンポイントな性格ゆえに難しい予選になってしまいました。もっと懐の広いセットアップができるようにする必要があると考えています」
迎えた決勝レースは、ドライコンディションでスタートしながらも、途中から雨が降り始め、その後路面が乾いてきたところで再度雨が降るという難しいレースとなった。そんな中で61号車は井口がスタートドライバーを務めたが、1度目の雨の後、路面がまだ濡れている33周目にチームはスリックタイヤへの交換を決断。それに合わせてドライバーも山内英輝に交代した。
山内は22番手でコースに復帰して16番手まで順位を上げていたが、30号車apr GR86 GTとバックストレートで競り合う中で濡れた路面に足をとられ、コースオフ。その後山内はレースに復帰することはできたものの、天候不良により反撃の機会は与えられないまま赤旗終了となった。
コースアウトについて、山内はこう振り返る。
「コースアウトするまでは良かったのですが、ブレーキで根負けしない気持ちでいったことが原因ですから、状況の判断能力が足りてなかったというのが結果で、僕のミスが原因です。次からこうしたミスをしないように頑張ります」
ただ、次戦富士はここ数年相性の良いコース。山内は「次の富士スピードウェイはいい傾向で、僕たちはドライには自信があるので、判断ミスしないようにしたいと思います」と話し、小澤総監督も「次戦の富士スピードウェイは4回連続表彰台にのぼっているので、今回みたいな荒れた展開ではなく、クリーンに勝負できる展開をしたいですね」と語った。
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