WEC 24 Hours of Le Mans

スタートから6時間、戦略がばっちりハマったトヨタ8号車が首位争い。キャデラック38号車が追う|ル・マン24時間

ル・マン24時間レースはスタートから6時間が経過し、トヨタの8号車がキャデラック38号車、BMW20号車と首位争いを展開している。

公開日時: 2026/06/13 20:23

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#8 Toyota Racing Toyota TR010 Hybrid: Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa

#8 Toyota Racing Toyota TR010 Hybrid: Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa

写真:: Marc Fleury

 2026年のル・マン24時間レースは、開始から6時間が経過。トヨタ8号車が、38号車Cadillac Hertz Team JOTA、20号車BMW M Team WRTと三つ巴の首位争いを展開している。

 ポールポジションからスタートした15号車BMW M Team WRTは、ケビン・マグヌッセンがスタートドライバーとしてマシンに乗り込んだ。2番グリッドには12号車Cadillac Hertz Team JOTA、3番グリッドには35号車Alpine Endurance Teamが並んだ。トヨタ勢は7号車(マイク・コンウェイ)が14番手、8号車(セバスチャン・ブエミ)が15番手からのスタートである。

 先頭に飛び出したのはウィル・スティーブンスが乗る12号車キャデラック。20号車BMWのレネ・ラストが2番手に上がった。ただBMWのペースが良いようで、20号車がすぐに首位に立った。

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 トヨタ勢もペースが良く、前を行くマシンを次々にオーバーテイク。7号車と8号車がランデブー走行をしながら順調に順位を上げていった。チーム代表の小林可夢偉はレース前に、レースペースには自信があると語っていた。

 ハイパーカークラスで最初に動いたのは、そのトヨタ勢だった。

 トヨタ勢は前を行くマシンを順調に抜いて順位を上げていた中、7号車が30分を経過した頃(8周走行)にピットイン。8号車もその1周後にピットに入った。他のマシンとは全く異なる戦略だ。

 他のマシンがピットストップを始めたのが12周を走り切った頃から。そんな中、LMGT3クラスの61号車アイアンリンクスがスピン。マシンにダメージを負った。

 ハイパーカークラスの各車が最初のピットストップを終えると、ライバルのいないところでタイムを稼いでいたブエミのトヨタ8号車が総合首位に浮上。20号車BMWの6秒前となり、アンダーカット作戦が大成功した格好となった。僚機7号車も5番手に浮上した。

 先頭に立った8号車トヨタは好ペースで飛ばし、20号車BMWとの差をどんどん広げていく。19周目の時点ではその差は10秒以上に開いた。

 20周目に7号車が2度目のピットストップ、21周目には8号車も2度目のピットストップを行なった。この時点で8号車は、20号車BMWに15秒の差を築いていた。

 8号車はその後も好ペースでリードを拡大。2時間が経過し、各車が4スティント目に入って最初のドライバー交代を始める頃には30秒近いリードを築いた。

 レース開始から2時間半が過ぎようかという頃、ハイパーカークラス5番手を争う4台の集団の中を走っていたフェラーリ50号車のアントニオ・フオコがLMP2クラスの車両と接触しスピン。幸い、50号車やその前を走っていたトヨタ7号車、すぐ後ろを走っていたフェラーリ51号車に大きなダメージはなかったが、50号車は9番手まで後退した。

 トヨタ7号車は左リヤタイヤにスローパンクチャーがあったとして、予定外のピットイン。その直後の残り20時間52分ごろ、デブリ回収のためか初めてのフルコースイエロー(FCY)が出されたが、このタイミングで首位を走っていたBMW20号車やキャデラック12号車、101号車はエマージェンシーピットイン。短時間ながら燃料を補給し、FCY解除後に再びピットへ入ることを強いられた。

 フェラーリは51号車も流れが悪く、アレッサンドロ・ピエール・グイディがドライブしている中で、LMP2クラスの9号車プロトン・コンペティションと接触。太田格之進もドライバーに名を連ね、seven x seven Racingとタッグを組んでいる9号車はマシン左側面を中心に大きなダメージを負ってしまい、ピットでカウルの交換などを行なった。この件で、51号車には後にドライブスルーペナルティが科された。またAFコルセ83号車も、アンセーフリリースで5秒のペナルティを受けている。

 徐々に陽が落ち、各車のライトが目立つようになってきても、大きなクラッシュがないままレースが進んでいく。そんな中、スタート直後に首位に立ち、ピットストップのタイミングでトヨタ8号車と入れ替わるようにトップを維持してきたBMW20号車に、キャデラック38号車が襲いかかりオーバーテイク。20号車は先にピットストップした38号車を一度逆転するも、その後再び追い抜きを許した。

 トヨタ8号車とこの38号車、20号車はピットストップのタイミングが違い、それぞれライバルがピットに入った後に首位に立つという流れが続いており、6時間経過時点ではトヨタ8号車は3番手となっている。

 トヨタの7号車は、小林可夢偉のドライブで猛追。コース上でライバルをオーバーテイクし、6時間経過時点で10番手を走行している。また6時間経過直前に、7号車の目の前を走っていたBMW15号車がLMP2クラスのマシンと接触。リヤのカウルにダメージを受けたことでタイヤがリムから外れ、丸々1周スロー走行を強いられた。これが、このレースでハイパーカークラス初めての大きなトラブルとなった。

 LMP2クラスは、デュケイン30号車が首位。太田格之進が素晴らしいパフォーマンスを見せるプロトン・レーシング9号車はクラス10番手だ。

 LMGT3クラスは、アコーディスASPチームの78号車レクサスが首位。27号車アストンマーティンが2番手に付けている。木村武史がスタートから3時間以上ステアリングを握ったケッセル・レーシング57号車フェラーリはクラス17番手となっている。

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