アントネッリの勢い止まらず……FP2も最速&ロングランも速そうだ! マクラーレン勢が追う|F1オーストリアGP フリー走行2回目
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがF1オーストリアGPのFP2で最速タイムをマークした。
Andrea Kimi Antonelli, Mercedes
写真:: Guido De Bortoli / LAT Images via Getty Images
F1第8戦オーストリアGPのフリー走行2回目が行なわれ、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがトップタイムをマーク。アストンマーティン・ホンダ勢は他チームに大きく離された。
FP2もFP1に引き続き、気温32度、路面温度50度という灼熱のコンディション。しかし開始と同時にほとんどのマシンがコースインした。履いたタイヤはミディアムもしくはハードだった。
ただレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドとメルセデスのジョージ・ラッセルは、マシントラブルのためかコースインが遅れた。
またセッション序盤10分が経過した頃、キャデラックのセルジオ・ペレスのマシンがトラブルでコース上にストップ。ペレスはFP1でも同様のトラブルに見舞われてマシンを停めてしまっており、問題が再発した格好のように見える。これでバーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言された。
またちょうどこの頃、フェルスタッペンはシートに不具合を訴えてピットイン。修復してコースに戻った。またセッション序盤にコースインできなかったラッセルとリンドブラッドも、VSCが終わる頃にはコースインすることができた。
セッション開始から20分ほどが経過した頃、マクラーレンのランド・ノリスがターン3でイン側の縁石に乗りすぎてしまいスピン。ただ大事には至らず、コースに復帰してピットに戻った。
1セット目のタイヤで最速タイムをマークしたのは、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリで、1分7秒657。そしてセッションが折り返しを迎えようかという頃から、2セット目としてソフトタイヤを履くマシンが出始めた。
ちょうどその頃、キャデラックのもう1台のマシン……バルテリ・ボッタスの方にトラブル。マシンが常に底を擦ってしまう形となってしまったのだ。ボッタスは1周をゆっくりと走ってピットへ。しかしフロアに着火してしまい、メカニックたちが消火器を使って対処した。
コース上では、マクラーレンのオスカー・ピアストリがソフトタイヤを履いて1分7秒251を記録し、トップタイムを更新。ノリス、フェラーリのルイス・ハミルトンがこれに続いた。
ただこれを上回ったのは、やはりというかアントネッリ。1分7秒209を計測してみせた。アントネッリは一旦ピットに戻って同じタイヤで再びコースインし、アタック。1分7秒014まで最速タイムを縮めてみせた。
セッション残り15分を切ろうかという頃から、各車が序盤に履いていた硬めのタイヤに戻し、ロングラン走行を行なった。
この時のペース推移を見ると、マクラーレンやレッドブル、フェラーリは、1分10秒台後半で走り始め、1分11秒台、1分12秒台とどんどんペースを落としていたように見える。計算上は1周あたり0.1秒以上のデグラデーション(タイヤの性能劣化)がありそうで、決勝レースを1ストップで走り切るのはリスクが大きいように思われた。
一方でメルセデス勢は、1分11秒台前半のペースを数周にわたって維持した。これはアントネッリも、ラッセルも同様だ。
そこから見ると、決勝レースではメルセデスにかなりのアドバンテージがあるようにも見える。
結局このセッションの最速はアントネッリだった。マクラーレン勢の2台がこれに続き、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが4番手となった。
厳しい初日となったのはアストンマーティンの2台だった。フェルナンド・アロンソが19番手、ランス・ストロールが20番手につけたが、いずれもトップのアントネッリからは3.5秒以上の遅れ。ひとつ前のウイリアムズ勢からも1.4秒以上離された。
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