スーパーGT 第3戦:鈴鹿
優勝から4位に降着のNDDP RACING、控訴の意思表明も正式な手続きは実施せず「今後の規則明確化を約束されたため」
スーパーGT第3戦鈴鹿でペナルティ裁定によって優勝から4位となったNDDP RACING。彼らは競技関係者から今後の規則の明確化を約束されたため、正式な控訴手続きをしなかったという。
公開日時: 2023/06/12 8:37
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鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーGT第3戦では当初優勝と発表されながらも、最終的にペナルティにより4位に降格となったNDDP RACING。この結果に対して控訴の意思を示していた同チームだが、正式な手続きは行なわなかったことが明かされた。
NDDP RACINGの3号車Niterra MOTUL Zは鈴鹿戦において、他チームよりも2度目のピットストップを遅らせる戦略でトップを走っていた。そんな折にシケインで大クラッシュが発生したためセッションは赤旗中断に。レースはそのまま再開されず、77周予定のレースは58周終了時の順位が採用されることとなり、暫定結果として3号車の優勝と発表された。
しかし、3号車のみ今回のレースでの義務である2回の給油を実施できていなかったことが議論の的となった。そしてこの暫定結果に多くのチームが抗議を提出した結果、この抗議は正当と認められ、3号車にはピットロスタイムと給油時間に相当する60秒が競技結果に加算されるという裁定が下った。これにより3号車は4位に降格となった。
この裁定に3号車陣営は抗議したものの、大会審査委員会により却下。これを受けてチームは控訴の意思を表明していたものの、レースから約1週間後の6月12日に正式結果が発表され、3号車のペナルティ裁定は覆らないことが明らかとなった。
そもそも、今回のレース結果の確定を巡って様々なチームからの抗議があった背景には、不可抗力により途中終了となったレースにおいて給油義務を消化できなかったチームの処遇について、明確な規定が定められていなかったということがある。これについては規則の明確化を進めるべきという声が様々な関係者から挙がっていた。
ただNISMOが12日付で公開したレースレポートによると、NDDP RACINGが競技関係者と再協議をした結果、今後の規則の明確化が約束されたという。またそれを受けて、チームは正式な控訴手続きをしなかったことも明らかにされた。
レポートの中で、NDDP RACINGの島田次郎監督は次のようにコメントした。
「今回、レギュレーションに明文化されていないルールによってペナルティの裁定を受けたことについて疑義があったため抗議したのですが、却下されましたので、控訴の意思を示しました。『競技はルールに従って判定をすべき』という基本原則を守っていただきたいとの意思表示をすべきと考えたからです」
「その後、競技関係者との再協議の結果、今後の規則の明確化を約束されたため、正式な控訴手続きを行なわないことにいたしました」
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