ハミルトン、進歩を確信する2位獲得。「DRSトラブルがなければ、優勝争いもできたはず」
F1ハンガリーGPで2位となったルイス・ハミルトン(メルセデス)は、予選でのDRSの問題がなければ「優勝争いに加わっていただろう」と語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGP予選最後のアタックでDRSの不具合に見舞われ、7番グリッドから決勝レースをスタート。前戦フランスGPに続き、今季ベストタイとなる2位でレースを終えた。
メルセデスはポールシッターのジョージ・ラッセルが3位となり、2戦連続のダブル表彰台獲得となった。
だが、レースで優勝したのはハミルトンよりさらに後方10番手からのスタートだったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だっただけに、ハミルトンは予選でのDRSトラブルがなく、より上位からスタートできていれば優勝を争うことができたという思いがあるようだ。
レース後、ハミルトンは次のようにレースについて語った。
「少し涼しくなったことで、僕らにとっては少し有利に働いたようだ。なぜかは分からないけどね。感謝しているよ」
「終盤に雨が降ればマックスに挑戦できると思っていたが、周回数が足りなくなってしまった」
「だから、もし昨日の予選でDRSがOKでもっとうまくいっていたら、僕たちは優勝を争うことができたはずだ」
「いずれにせよ、2戦連続の2位は本当に嬉しい。素晴らしいサポートをしてくれたファンのみんなには、本当に感謝しているんだ」
ハミルトンは現在、ドライバーズランキングで6番手につけており、カルロス・サインツJr.にわずか10ポイント差、メルセデスはフェラーリにわずか30ポイント差のコンストラクターズランキング3番手となっている。
ハミルトンは予選から一貫して、速さがある理由が分からないと主張しており、レース序盤は苦しんでいたと話した。
「レース序盤は間違いなく苦しんでいて、みんなに追いつけるかどうかも分からなかった」
「でもスタートはとてもうまくいったし、少しずつバランスが取れてきたんだ」
「このような厳しい状況のなかでも、決して諦めずにプッシュし続けてくれたチームのみんなに感謝したい」
「2台揃って表彰台に上ったことは、僕たちにとって特別なことだ。そしてジョージは今日、本当にアンラッキーだった。他の人たち(フェラーリ勢やフェルスタッペン)はまだ少し優位に立っている」
「でも僕たちは明らかにその差を縮めている。こんなパフォーマンスがあることが分かってサマーブレイクに入ることができるのは素晴らしいと思う」
「願わくば、シーズン後半にもう少し改善して、上位陣と戦えるようにしたい」
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