フェルスタッペン、ハミルトンのレース後の”大喜び”に不快感「無礼な振る舞いだし、スポーツマンとして相応しくない」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、メルセデスのルイス・ハミルトンとのF1イギリスGPでの接触はかなり危険であり、しかもハミルトンが勝利を手にして喜んだことは「無礼でスポーツマンらしくない」と感じたと語った。
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1イギリスGPの1周目にメルセデスのルイス・ハミルトンとの間で起きた接触はかなり危険だったと指摘。そしてそのハミルトンがレースに勝ち、大喜びしたことについて「無礼だ」と感じたと、自身のSNSに投稿した。
フェルスタッペンは、イギリスGPの1周目にコプス・コーナーでハミルトンと接触。これでコントロールを失ったフェルスタッペンは高速でコースオフし、激しくタイヤバリアに叩きつけられた。このクラッシュでマシンは51Gもの衝撃を受けたため、フェルスタッペンは念の為病院に搬送された。
リタイアしたフェルスタッペンに対し、ハミルトンは走行を続けることができた。しかしスチュワードは、接触の非はハミルトンにあったとして、10秒のタイム加算ペナルティを科した。ピットストップ時にそのペナルティを消化したハミルトンは終盤に追い上げ、残り2周というところでそれまでずっと首位を走っていたシャルル・ルクレール(フェラーリ)をオーバーテイク。大逆転の勝利を手にした。ハミルトンはこれで、イギリスGP8勝目となった。
フェルスタッペンはレース後、自身の状況をSNSに投稿。その中でハミルトンが勝利し、それを喜んだ”振る舞い”について批判した。
「まず第一に、僕は大丈夫だ。良かったよ。51Gというとても大きな衝撃を受けたが、気分は良くなった」
フェルスタッペンはSNSでそう語った。
「こういう形でリタイアしたことには、とても残念に思っている。ルイスに出されたペナルティは僕らは助けることはないし、彼がコース上で行なった危険な動きを正当化するモノではない」
「病院で、あのようなレース後の喜び方を見るのは無礼だと感じたし、スポーツマンシップに反する行動だと思う。でも、僕らは前に進む」
ハミルトンがイギリスGPに勝ち、フェルスタッペンがノーポイントに終わったことで、ふたりのドライバーズランキングにおけるポイント差はわずか8に縮まった。レッドブルはなんとかハミルトンの獲得ポイントを奪い取るべく、レース終盤にセルジオ・ペレスをピットインさせ、ファステストラップを記録。1ポイントを奪わせた。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、ハミルトンのレース後の振る舞いは受け入れられないと語った。
「ライバルのドライバーを病院に送っておきながら、ルイスが満足しているのを見るのは、理解できないね」
ホーナー代表は語った。
「残念なことだし、苛立たしく思う。彼のコース上での動きは、他のドライバーを危険に晒した。私にとっては、それは受け入れられないことだ」
ホーナー代表は、ハミルトンがルクレールとも同じような接触をした可能性があると指摘する。
「幸運にも、ルクレールを抜く時には、同じことが起きなかった。彼(ルクレール)がコーナーをはみ出さず、本来のレーシングラインを走っていたら……もちろん彼にはその権利があったわけだが……全く同じ事故が繰り返されていたことだろう」
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