MotoGPエミリア・ロマーニャ予選:チャンピオン決定阻止を目指すバニャイヤがポールポジション! クアルタラロQ1敗退
MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGPの予選が行なわれた。ポール・ポジションを獲得したのは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第16戦エミリア・ロマーニャGPの予選が行なわれ、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤがポールポジションを獲得した。
今シーズン2度目のミサノ・サーキットで開催されるレースとなったエミリア・ロマーニャGPは2日目も、初日と同じように天候は怪しい空模様。ただMoto3予選前に雨は止み、曇り空のもと、気温17℃、路面温度17℃でセッションがスタートした。
予選Q1からの出走ライダーには、チャンピオン争いをしているファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)ら2人が揃って含まれた。また最後の母国戦となるバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)、中上貴晶(LCRホンダ)らもQ1からのスタートだ。
セッション開始直後からクアルタラロとバニャイヤの熾烈なQ2進出にかけた争いが展開。その中にイケル・レクオナ(テック3)やアレックス・マルケス(LCRホンダ)らが割って入った。
前半をトップで終えたのはチャンピオンシップで追う立場のバニャイヤだった。その後にアレックス・マルケス、レクオナ、クアルタラロと続いた。
通常予選のセッション内では中盤にタイヤを交換する事が多いが、今回はウエットパッチの残る路面コンディションの影響もあり、ピットに戻らないまま最後までタイムアタックが繰り広げられた。
Q2進出となる上位2枠の争いは、ラスト1分を切ったところでアレックス・リンス(スズキ)がクアルタラロの前に出た。その後、クアルタラロは最後までアタックを続けるも、3番手タイムに留まり、Q2へ進むことはできなかった。
さらにクアルタラロは、イエローフラッグ時に減速せずアタックを行なっていたため、そのタイムが抹消。最終的に5番手でQ1を終えた。この結果により、クアルタラロにとっては今シーズン初めてQ2へ進まない予選となった。
そして予選Q2へ進出となったのは、バニャイヤとレクオナの2名だ。
ポールポジションを決定するQ2では、ターン2でハイサイドを起こしかけたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がスーパーセーブを見せるなど、目が離せないセッションの始まり方となった。
セッション前半はQ1を突破してきたバニャイヤとレクオナがワン・ツーとタイムシートの上位に名前を連ね、ルカ・マリーニ(エスポンソラマ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)と続いた。
Q2後半、タイヤを交換した後の走行では転倒するライダーが続出。ダニーロ・ペトルッチ(KTM)やレクオナ、マルク・マルケスらが転倒し、イエローフラッグが各所で振られた。
その中、ポールポジションを獲得したのは、予選セッションで首位を誰にも譲ることなく終えたバニャイヤだった。バニャイヤはセッション前半に記録した1分33秒045で、トップを守りきった格好だ。
2番手にはミラー、3番手は最高峰クラス初のフロントロウを地元で獲得したマリーニとなった。
4番手はポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ)、5番手はミゲル・オリベイラ(KTM)、6番手はモルビデリと続いた。
決勝レースでチャンピオン獲得の可能性があるクアルタラロは、5列目15番グリットからのスタートとなる。
また、地元ファンの前でキャリア最後の予選を終えたロッシは23番手だった。
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