レッドブルF1のフェルスタッペン、イモラへ向け”慎重な”意気込み「次もうまく行くという保証はない」
F1開幕戦バーレーンGPで速さを見せつつも、僅かにおよばず2位に終わったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、第2戦エミリア・ロマーニャGPに向け、慎重な意気込みを語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
開幕戦バーレーンGPでは圧倒的な速さを見せつつも、メルセデスとルイス・ハミルトンの老獪さの前に屈し、2位に終わったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。そのフェルスタッペンは、今週末のエミリア・ロマーニャGPに向け、チームのプレスリリースにコメントを寄せた。
フェルスタッペンはバーレーンGPの予選で、ハミルトンに0.388秒もの大差をつける圧倒的な速さをみせた。しかもこのタイムは、マシンにダメージを負ってのモノ。それがなければどれほどの差がついていたのか……。
迎えた決勝レースでは、ハミルトンが先に、先にとピットインして最終スティントで驚異的なペースとタイヤマネジメントを披露し、フェルスタッペンは惜敗を喫することになった。
「前回のポールポジションにはもちろん満足している」
フェルスタッペンはそう語った。
「バーレーンでのレースは、シーズンの幕開けとして素晴らしいモノだったし、パフォーマンス面でもポジティブだったが、イモラでもうまくいく保証はない。良い形でシーズンをスタートできたので、それが続けばと思っている。でも、簡単なことではないし、ライバルを倒すためにはすべてを完璧に機能させる必要がある」
最強メルセデスを倒すためか、実に慎重な物言いにも感じられる。フェルスタッペンはさらに続ける。
「(バーレーンGPを振り返って)当然、改善できる部分は常にあるもので、レースウイーク後にそれを言うのは簡単だ。僕らはチームとしていつも向上を目指しているし、そのための取り組みを続けている」
「バーレーンで優勝できていたとしても改善点はあるし、7度のチャンピオン獲得を誇るチームを相手に戦っているわけだから、イモラでも同じように取り組んでいく。バトルが楽しみだし、シーズンはまだ先が長い」
今シーズン用マシンRB16Bは、基本的な部分は昨年型RB16を引き継ぎ、レギュレーション対応を施したモノ。ただタイヤも変更されているし、空力面での開発は比較的自由に行なえる。そのため比較は難しいとしつつも、ハンドリングの面ではかなり良いという手応えを感じていると、フェルスタッペンは語る。
「(RB16BとRB16の違いについて)タイヤや空力の変更など多くの要素が異なっているので、ふたつのマシンを比較できるとは思わない。しかし、ここまでRB16Bのハンドリングが良いというのは明言できる。まだひとつのサーキットしか走っていないので、レースごとに良いマシンバランスを探っていかなければいけない。F1では全員がこのチャレンジを楽しんでいるよ」
イモラでのレースについては、コースを走るまで分からないと、フェルスタッペンはさらに慎重な構えを見せる。
「今週末のイモラに向けてはとてもリラックスしていて、またあのコースで走るのを楽しみにしている。昨年は、タイヤの問題が起きるまではかなり良いレースができていた」
「まだシーズンの序盤に過ぎないので、どういうパフォーマンスができるか、コースへ出てみなければ分からない。すべてのレースで勝利を狙っていくという意欲が沸き上がっている。前回よりもひとつ上に行けるか、見ていきたい」
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