バルセロナF1テスト初日:ベッテルが最速タイム
スペインGP後のバルセロナで合同テストが行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、スペインGPの予選よりも良いタイムを叩き出し、トップタイムを記録した。
写真:: Ferrari
フェラーリは、先日のスペインGPの予選での落胆を解決するために、テスト初日のプログラムの一部を割いた。特に、タイヤからどのようにして更なるパフォーマンスを引き出すかという点に、重点が置かれていたようだ。
ベッテルは、多くの時間をソフトタイヤでの予選シミュレーションに費やし、1分23秒220のベストラップを記録している。このタイムは、自身のスペインGP予選Q3での1分23秒334を上回るものであった。スペインGPでの問題点について、チームは少なくとも幾つかの回答を得たものとみられる。
メルセデスはニコ・ロズベルグがドライブ。ミディアムタイヤを履いてマシンの評価に注力したが、ソフトタイヤを履いた際に1分23秒337を記録している。
3番手はマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトン。バトンはメカニカル及び空力のチェックを行ったが、スーパーソフトを履いて3番手タイムを記録している。
次のモナコで初投入されるウルトラソフトタイヤを履いて4番手タイムを記録したのは、ハースのロマン・グロージャン。彼も、タイヤの使い方のチェックに終始した。
レッドブルは、ダニエル・リカルドがドライブし、ルノーが投入予定のアップグレードパワーユニットを初めて試した。2日目には、スペインGPで初優勝を果たしたマックス・フェルスタッペンが、作業を引き継ぐ予定である。
ウイリアムズはテストドライバーのアレックス・リンがドライブ。彼らは、2017年レベルのダンフォースのシミュレーションを行うため、モディファイされたウイングを投入している。
バルセロナ合同テスト初日結果
Pos. | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
1 | Sebastian Vettel | Ferrari | 1:23.220 | 103 | |
2 | Nico Rosberg | Mercedes | 1:23.337 | 0.117 | 119 |
3 | Jenson Button | McLaren | 1:23.753 | 0.533 | 86 |
4 | Romain Grosjean | Haas | 1:23.882 | 0.662 | 96 |
5 | Pascal Wehrlein | Manor | 1:24.297 | 1.077 | 86 |
6 | Daniel Ricciardo | Red Bull | 1:24.307 | 1.087 | 89 |
7 | Pierre Gasly | Toro Rosso | 1:24.821 | 1.601 | 78 |
8 | Alfonso Celis | Force India | 1:25.467 | 2.247 | 99 |
9 | Alex Lynn | Williams | 1:26.071 | 2.851 | 86 |
10 | Esteban Ocon | Renault | 1:26.530 | 3.310 | 105 |
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