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ホンダ田辺テクニカルディレクター、ロシアでのフェルスタッペン2位は望外の結果「非常に良いレースだった」

ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、F1ロシアGPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンが最後尾スタートから2位でフィニッシュしたのは、「非常に良い結果」だと振り返った。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, Lance Stroll, Aston Martin AMR21

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 F1ロシアGPの決勝で、ホンダ製パワーユニットを搭載するレッドブルのマックス・フェルスタッペンが2位、セルジオ・ペレスが9位に入った。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、特にフェルスタッペンが表彰台を手にしたのは、想像以上に良い結果だったと語った。

 フェルスタッペンは、今回パワーユニット(PU)交換を行なったペナルティにより、最後尾グリッドからスタート。レース前半はオーバーテイクを繰り広げてポジションを上げ、さらにレース終盤に降り始めた雨を味方につけ、望外となる2位を手にした。

「今日のレースは、最終盤に雨が降り出し、その雨の状況は急激に悪化したことで、それによってポジションを大きく上げたドライバーと、下げたドライバーがいました。レースは最後まで何が起きるかわからない、その象徴とも言えるレースだったと思います」

 田辺テクニカルディレクターは、レースを振り返ってそう語った。

「フェルスタッペン選手は、PU交換のペナルティを受け、グリッド最後尾からのスタートとなりました。しかしそれを跳ね除けて2位でゴール。結果的にはハミルトン(ルイス・ハミルトン/メルセデス)選手が優勝したため、ドライバーズランキングでは逆転を許してしまいましたが、スタートポジションを考えれば、非常に良い結果だったと思います」

 ロシアGPを迎えた段階では、フェルスタッペンがランキング首位、ハミルトンがそれを5ポイント差で追うという状況だった。今回のレース結果により、ハミルトンがランキング首位を奪い、そしてフェルスタッペンに2ポイント差をつけたわけだが、スタートポジションを考えれば、それ以上差をつけられる可能性の方が高かった。そういう意味では、ダメージを最小限に抑えることができたと言えるだろう。

「ドライコンディションで行なわれた初日のメルセデスとのパフォーマンス差、そして今年の中団グループのマシンのパフォーマンスが上がり、DRSトレインの中ではそう簡単にはオーバーテイクすることができないということを考えれば、フェルスタッペン選手がどこまでリカバリーし、どれだけポイントを加点できるだろうかと考えていました」

 そう田辺テクニカルディレクターは語った。

「しかし最終的に2位まで上がることができたということは、色々な障害をしっかりと乗り越えてマネジメントすることができましたし、色々なことがしっかりと機能したということだと思います」

「雨が降ったことも、自分たちの方にちゃんと取り込んだという面で、非常に良いレースだったと思います」

 なおレース後、メルセデスのバルテリ・ボッタスは、「モンツァで使ったPUは終わってしまった。今手元にあるのは、今日使ったモノと、とても古いモノだけだ」と語っている。これが事実ならば、今後ハミルトンもPU交換によるペナルティを受け、グリッド最後尾からのスタートを強いられるレースが出てくるかもしれない。

 この状況について尋ねられた田辺テクニカルディレクターは、次のように語った。

「(ボッタスが発言した)”終わった”という意味が分かりませんが、それが”もう使えない”という意味だとすれば、今回新しいPUを追加したことは、ドライバーにとっては今後に向けた安心材料かもしれません」

 そう田辺テクニカルディレクターは分析する。

「しかしPUのトラブルは何であれ、それによってペナルティを取るということは、PUマニュファクチャラーとしては、ドライバーに対して申し訳ないことなのだと思います」

「(ボッタスのPUが”終わった”)原因が何なのかは分かりませんし、ハミルトンにもそういう兆候があるのか、それともボッタスだけがたまたまそうだったのかも分かりません。ですから、現時点では何とも言えませんね」

 田辺テクニカルディレクターは次戦に向け、しっかりと準備を整えると改めて語った。

「残りは7戦となりました。次のトルコGPに向けて、レッドブルも、そしてアルファタウリもさらにポイントを獲得できるように、じっくりと準備を進めたいと思います」

 

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