日本のF1テレビ解説の先駆者、今宮純氏が急逝。享年70歳
フジテレビF1中継の解説や、雑誌・新聞などへの寄稿で活躍したモータースポーツジャーナリストの今宮純氏が、1月4日に急逝していたことを、今宮氏の家族が明らかにした。70歳だった。

フジテレビのF1中継での解説や、雑誌などへの寄稿で活躍した、モータースポーツジャーナリストの今宮純氏が1月4日朝に亡くなった。70歳だった。
今宮氏は大学在学時からレースの取材を始め、1987年に始まったフジテレビのF1中継で解説を務めた。当時の日本ではF1がブームとなり始めた頃。徐々にその注目度が高まると、今宮氏の認知度も高まり、バラエティ番組などに出演することもあった。その後も長く同局のF1中継で解説を務め、なくてはならない存在となっていた。
また、F1専門誌に限らず、多くの雑誌や新聞などにも原稿を執筆。氏ならではの文体で人気を博すと共に、F1を中心としたモータースポーツを広く世間一般に広めるのに大きな役割を果たした。
2019年もフジテレビCSでのF1中継で解説を務め、雑誌等にも寄稿。2020年の1月25日には、自身が主催するトークショー「クロストーク・ミーティング」を開催する予定になっていた。また12月30日には自身のツイッターにコメントを投稿したばかり。あまりにも突然の逝去だった。
葬儀告別式は、10日に近親者のみで執り行なわれた。なお後日、お別れの会が開かれる予定だという。
なお今宮純氏の夫人である今宮雅子氏は、関係者・ファンのみなさまに対し、次のように挨拶文を発表している。
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■お報せ■
令和2年1月4日朝、夫、今宮 純が永眠いたしました。
本日10日、故郷、小田原の菩提寺にて密葬を執り行いましたので、謹んでご報告いたします。
皆様には、生前のご厚誼に心より感謝いたします。
昨年末より少し体調を崩してはおりましたが、亡くなる前日にも親族の集いに参加し、帰宅後は楽しそうにその様子を語っていました。
あまりに突然の出来事に、私共もまだ信じられない気持ちでおります。
子供のころからモータースポーツが大好きで、レースを愛し、F1 を愛し、その喜び伝えることを職業とし、皆様に支えられながら歩んできた、幸せな 70 年の人生であったと思います。
2020年シーズンをとても楽しみにしておりました。
突然の終止符は本人にとっても驚きであったと思いますが、先に旅立たれた先輩の方々と一緒に、大空の何処かからモータースポーツを見守り、笑顔で拍手を送り続ける姿を想像しております。
後日、お別れの会を開かせていただく所存でございますので、詳細が決まりましたらあらためて連絡いたします。
これまで夫、純を支えてくださった方々、親しく言葉を交わし、たくさんの思い出を共有してくださった方々、ファンの皆様に——心から、ありがとうございました。
令和2年1月10日 今宮雅子
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日本のF1、モータースポーツを盛り上げるために尽力された今宮純氏。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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