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ルクレール、予選での速さに”驚き”。フェルスタッペンはグリップ不足を訴える

F1フランスGPでポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールは、予選でフェラーリが持つ速さに驚いたという。

Charles Leclerc, Ferrari F1-75

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1第12戦フランスGPの予選でポールポジションを獲得。彼は自分たちの速さに驚いたという。

 予選前のFP3では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が頭ひとつ抜けた速さを見せたため、予選ではレッドブルが有利なのではないかと見られていた。

 しかしルクレールは、Q3でグリッド降格ペナルティが決まっていたチームメイトのカルロス・サインツJr.のスリップストリームを使うというチームプレイもあって、今季7度目のポールポジションを獲得した。

「Q1の後、僕たちのペースにとても驚いた」

 そうルクレールは予選を振り返った。

「Q2でも、僕たちはとても強かった。どうにかして予選で逆転できたけど、良い意味でのサプライズだね」

 ルクレールと2番手フェルスタッペンとのタイム差は0.304秒。サインツJr.のスリップストリームがポールポジション獲得の決定的な要因になった可能性は低いが、それがなければ状況はもっとギリギリになっていただろうとルクレールは認めた。

「素晴らしいラップだったよ」と彼は説明した。

「週末を通して、ずっとラップをまとめるのに苦労していたけど、なんとかまとめることができた。でもカルロスの助けもあったし、素晴らしいチームワークだったと言わざるを得ない」

「カルロスがいなければ、もっともっと接戦になっていただろう。だから、カルロスには本当に感謝している。そして、明日も彼が優勝争いに加わってくれることを願っている」

Charles Leclerc, Ferrari F1-75

Charles Leclerc, Ferrari F1-75

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

 FP3での強さがポールポジションにつながらなかったフェルスタッペンは、ポールポジションを逃した要因としてグリップ不足だったと話した。

 がっかりしているかと訊かれた、フェルスタッペンは「まあ、FP3は言うまでもなく予選ではないけれど、予選では全体的に少しグリップが足りなかったと思う」と話した。

「僕たちが予想していたよりもトリッキーだった。でも全体としては、僕たちはマトモなレースカーを持っていると思う。もちろん、明日は僕らに有利になることを期待している」

「僕たちはストレートで早いんだ。明日はそれを活かせることを期待しているよ」

 フェルスタッペンのチームメイトで予選3番手となったセルジオ・ペレスは、予選に向けた準備という点で最悪な週末だったものの、上位を争うまでにリカバリーできたことを喜んでいる。

「いい感じでリカバリーできたよ」とペレスは語った。

「正直なところ、この週末を通してどうにもならないくらい、苦しんでいたんだ。 おそらく、予選までは本当に最悪の週末だったと思う。そして最終的にはうまく挽回することができた」

 
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