F1モナコGP、今年は開催できる? オーガナイザーはフォーミュラE含め”順調”だと主張
モナコGPのオーガナイザーであるACMは、新型コロナウイルスに関する規制が続いている中でも、すべてのイベントの準備が計画通りに進んでいると主張している。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
モナコGPのオーガナイザーであるモナコ自動車クラブ(ACM)は、現在5月23日に予定されているF1モナコGPが、昨年と同様にキャンセルされる可能性があるとの一部メディアの憶測に対し、準備が予定通り進んでいると主張した。
新型コロナウイルスが世界中で再流行し収束の兆しが見えない現状、政府の支援を受けたストリートレースや仮設会場でのイベントは、常設サーキットでのレースよりも中止や延期といった影響を受けやすいと言えるだろう。
F1の2021年シーズン前半に予定されているレースのうち、完全なストリート・サーキットで開催されるモナコGPやアゼルバイジャンGP、公園内の周回道路を使用するカナダGPの開催を疑問視する向きもある。開催のために数週間の準備期間や多額の費用が必要となるからだ。
2020年シーズンのF1開幕戦となる予定だったオーストラリアGPが土壇場で中止となり、ファンに払い戻しをしなければならなくなったことで、どのプロモーターも教訓を得た。すでに2021年シーズンのオーストラリアGPは例年の3月から、11月に開催が変更されている。
一方、ACMは昨年のモナコGPが中止となった直後から、2021年のレース開催に向けて動いてきた。モナコでは2015年以降、F1モナコGPの2週間前に、フォーミュラEのモナコePrixと歴代F1マシンを使ったレースであるヒストリックGPを隔年で交互に開催してきたが、2021年は5週間で3つのイベントすべてを開催する予定だとしていたのだ。
予定では、ヒストリックGPの練習走行が4月23日に行なわれるため、コースの準備は例年より2週間早い2月下旬からスタートする。
世界中の他の国と同様、モナコも新型コロナウイルスの規制を設けている。入国には検査結果が陰性である必要があり、現在は午後7時以降の外出禁止令が敷かれている。
そんな中でも、ACMはイベントがスケジュール通りに進んでいると主張している。
「一部のウェブサイトやソーシャルメディアで噂が流れているが、ACMがモナコGPを2021年5月20日から23日に開催する予定であることは確かだ」
「同様にACMはヒストリックGP(2021年4月23日~25日)、フォーミュラEのモナコePrixが開催予定であることも確認できる」
またF1側もモナコGPを含め、現時点でカレンダーを変更する予定はないとしている。
F1の広報担当は「我々は2021年のカレンダー改訂版を発表したが、それ以外の変更はない。ストリートレースが行なわれないという推測は完全に間違っている」とコメントしている。
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