角田裕毅、F1テスト初日を終えて先代マシンからの進歩を実感「改善点はあるが、ポテンシャルは充分」
アルファタウリの角田裕毅は、バーレーンで行なわれているプレシーズンテスト初日を終えて、2023年型マシン『AT04』の「ポテンシャルは充分にある」と先代マシンからの進歩を語った。
写真:: Sam Bloxham / Motorsport Images
2月23日(木)から2月25日(土)にかけて開幕戦の舞台バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれている2023年シーズンのF1プレシーズンテスト。全10チームが一堂に会するこのテスト初日を終えて、アルファタウリの角田裕毅は新型マシン『AT04』が秘めるポテンシャルに期待を示している。
角田は午前中のセッションを担当。各チームによって走行プログラムや燃料搭載量が異なるためテストにおけるタイムシート順の単純な比較はできないが、角田は上位に顔を出すことなくデータ収集に専念。AT04にコース上での空気の流れを測るエアロレイク(エアロリグ)を搭載し、周回を重ねた。
結果、角田は46周を周回し248.952kmを走破。タイムは1分34秒671で15番手となった。
そして4時間15分のセッションの中で、角田はAT04に好感触を得ることができたようだ。
「チームとして、今日はスムーズに進みました」
角田はそうチームに語った。
「掲げた目標も達成することができましたし、マシンのフィーリングにも満足しています。去年のAT03と比較すると、明らかに進歩していることが実感できます」
「マシンのバランスを良くするために改善しなければいけない点は分かりましたが、ポテンシャルは充分にあります。これからのテストでマシンがどのように進化していくのか、楽しみです」
Yuki Tsunoda, AlphaTauri, Nyck de Vries, AlphaTauri
Photo by: Red Bull Content Pool
また、アルファタウリでテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは、初日の走行プログラムについて次のように説明している。
「マシンに問題はなく、午前中に赤旗が一回出ただけで、走行プログラムの大部分を終えることができた堅実な初日だった」
「最初にユウキがドライブして、午前中の早い時間帯は、サイドポットのレイクと空力テストのために当てられた。ここで得られたデータは、相関性を確認する上での重要なモノになった」
「その後、ユウキはいくつかのテスト項目と基本的なセットアップを行ない、午後のセッションでニック(デ・フリーズ)にバトンタッチした」
そしてエギントンは次のようにテスト初日を総括した。
「まだ日が浅く、いつも通りチームによって燃料搭載量や走行プログラムにばらつきがあるが、全体としては初日の内容には満足している。今後、何を重視すべきかが明確になったので、次の2日間を通してこの成果を積み重ねていくつもりだ」
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