F2ソチ:ランキング首位のピアストリがレース3快勝。佐藤万璃音は6ポジションアップの14位
FIA F3第6戦ソチのレース3が行なわれ、プレマのオスカー・ピアストリが今季3勝目を挙げた。
Oscar Piastri, Prema Racing
James Gasperotti / Motorsport Images
FIA F2第6戦のレース3がソチ・オートドロームで行なわれ、プレマのオスカー・ピアストリがポール・トゥ・ウィンを飾った。
荒天の影響で、レース2が中止となったF2のソチ・ラウンド。予選順位通りにグリッドに並ぶレース3は、ドライコンディションで行なわれた。
ポールポジションはポイントリーダーのオスカー・ピアストリ(プレマ)。2番手にユアン・ダルバラ(カーリン)、3番手にテオ・プルシェール(ARTグランプリ)が続く。佐藤万璃音(トライデント)は20番手だ。
ピアストリは好スタートで首位キープ。2番手にはプルシェールが上がった。ダルバラはラルフ・ボシュング(カンポス)にも交わされ、4番手まで落ちてしまった。後方では、ベント・ビスカール(トライデント)が接触によりマシンを止め、バーチャル・セーフティカー(VSC)が出された。
2周目途中でVSCが解除されると、ピアストリはプルシェールを近づけずにトップをキープ。3番手のボシュングは、6周を終えたところでピットインし、スーパーソフトタイヤからミディアムタイヤへと交換。これを皮切りに、スーパーソフトタイヤでスタートしたマシンのピット作業が始まっていった。
ズルズルとポジションを落としていたユーリ・ヴィップス(ハイテック)も6周終わりでピットに入ったが、マシンにトラブルを抱えていたようで、コースに復帰せずリタイアとなった。
トップのピアストリがピットに入ったのは8周を終えたところ。対して、プルシェールはピットインを2周遅らせた。これが功を奏しプルシェールはピアストリの前でコースに復帰したが、すぐさまオーバーテイクされてしまう。これでピットインを済ませたマシンのトップはピアストリとなった。
12周目の時点で、ピットインを済ませていない上位4台はミディアムタイヤでのスタートを選択したマシンたち。3番手の佐藤もその1台で、2番手のギリェルメ・サマイア(チャロウズ)にプレッシャーをかけながら周回を重ねた。
ピアストリはまだピットインを済ませていない佐藤などを抜き、18周目にラップリーダーに復帰。サマイアを抜くのに手間取ったプルシェールは、2秒ほどの差をピアストリにつけられた。佐藤は18周目にピットに入り、15番手でコースに復帰した。
3番手を守っていたボシュングは、22周目にタイヤをロックさせてしまう。これでダルバラに交わされ、さらにズルズルとポジションを落としていった。ボシュングの左フロントタイヤは完全に壊れてしまったようで、26周目のホームストレートでは底突きするほどマシンの車高が下がってしまい、ボシュングはレースを諦め、クルマをコース外に出した。
プルシェールは必死でペースを上げピアストリを追ったが、ピアストリはしっかりとレースをコントロール。1.5秒前後のギャップを保ったままファイナルラップに入り、そのままトップチェッカーを受けた。
2位プルシェール、3位ダルバラという表彰台の顔ぶれ。ランキング2番手の周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)が6位、ランキング3番手のロバート・シュバルツマン(プレマ)が4位となっており、ピアストリがタイトル争いのリードを36ポイントまで広げた。
佐藤は14位フィニッシュ。レース1に続き、6つポジションを上げたがポイントには届かなかった。
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