レッドブル育成のクロフォードが鮮やかオーバーテイクでF3初優勝|F3第5戦レッドブルリンク
F3第5戦レッドブルリンクのレース1が行なわれ、ジャック・クロフォード(プレマ)がF3初優勝を挙げた。
写真:: Red Bull Content Pool
FIA F3選手権第5戦のレース1が、オーストリアのレッドブルリンクで行なわれ、ジャック・クロフォード(プレマ)が勝利を挙げた。
レース1は予選上位12台がリバースグリッドに並び、ポールポジションはカイオ・コレ(MPモータースポーツ)。ファン-マヌエル・コレア(ARTグランプリ)が2番手につけた。
21周のレースがスタートすると、ターン1ではコレがホールショット。ターン1ではクラッシュなどもなかったが、ターン3で発生したクラッシュでさっそくセーフティカー(SC)が出動した。
この時点で、首位にはコレアが浮上。コレアは上手くターン3を立ち上がり、SCが出る直前のターン4で首位を奪っていたのだ。
3周目にレースが再開するとコレアが首位をキープしたものの、コレアは6周目にまさかのスローダウン。これでコレが労せずトップを取り戻す形となった。
その後、他車のトラブルでバーチャル・セーフティカーが出されたが、このリスタートをうまく決めたコレは、後続との距離を3秒以上に離すことに成功した。しかしその後、5番手争いの中で接触があり、ゼイン・マロニー(トライデント)がスピンアウト。2度目のSC出動となった。
14周目のリスタートでは、コレの加速に上手くタイミングを合わせたクロフォードが接近。ターン4でコレと横並びになると、数コーナーに及ぶサイドバイサイドのバトルの末、クロフォードが首位を奪うことに成功した。
クロフォードは後続を引き離すことはできなかったが、コレ以下にチャンスを与えること無くトップチェッカー。F3での初優勝を挙げた。
2位はコレ。3位には、アーサー・ルクレール(プレマ)を抑えきったフランコ・コラピント(VAR)が入った。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Jak Crawford | プレマ | 21 | - | 10 | |||
2 | Caio Collet | MPモータースポーツ | 21 | 0.6 | 0.600 | 0.600 | 9 | |
3 | Franco Colapinto | ファン・アメルスフォールト・レーシング | 21 | 1.0 | 1.000 | 0.400 | 8 | |
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