アレックス・マルケス、テスト好タイムで自信つける「明日レースならトップ5争いができる」ドゥカティ移籍直後からホンダ時代の成績置き去りか
2023年からドゥカティのマシンに乗り換えたアレックス・マルケスだが、ポルティマオテストを終えた段階でトップ5争いができる自信を既につけている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
アレックス・マルケスは2019年にMoto2を制すると翌年にMotoGPへ昇格。以降はホンダのマシンを走らせてきたが、2023年からグレシーニへ移籍し、ドゥカティのデスモセディチGPへ乗り換えた。彼は開幕前テストを終えた段階で早くも上位争いへの自信をつけているようだ。
マルケスは2022年型のデスモセディチGPを使用。先日行なわれたポルティマオテストでは初日をトップのフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から0.565秒差の4番手、2日目も0.434秒差の7番手で終えるなど、メーカー移籍組にもかかわらず好タイムを記録している。
「今日はこのバイクから最大限の力を引き出すことに集中していたんだ」
テストを終えたマルケスはそう語る。
「早い段階で上手く進んでいたんだけど、初めて転倒してしまった。それでも、レースに向けて重要な限界領域を理解することができた。初日が良い1日だったとするなら、2日目はもっと良い1日だった。レースへの考えや感覚のためにもね」
ただマルケスは2日目に2度の転倒を喫しており、スプリントレースを想定したシミュレーションを完遂することができなかった。ただそれも良い準備になったと繰り返している。
「クラッシュして(シミュレーションを)最後まではできなかった。1分39秒1、39秒2で走っていたんだけど、最後はプッシュしようとしていたんだ」
「少しヒヤッとしたけど、これも必要なことだった。タイヤのタレ具合を確認しレースに向けてより状況を明確にするための転倒になった」
そんなマルケスは月末に予定されている開幕戦ポルトガルGPに向けては、テスト翌日がレースだったならトップ5争いをできただろうと語っている。
「いつであれもうちょっと準備をしたいと思うものだけど、僕らは良いポジションまでこれたと思う。もし明日(テスト翌日)がレースだったなら、トップ5を争っていただろう」
「だけどレースウィークには、その進み方などを1日1日よく考えて、自分たちの立ち位置を現実的に見ていくことになると思う」
「目標を定めるには3~4レース消化を待つことになる。でも昨年のシーズン開幕前、(グレシーニ前所属の)エネア・バスティアニーニが3位になるとは誰も考えられなかっただろう。1日1日を愚直に取り組んで、先のことに頭を悩ませることは無いよ」
「ペッコ(バニャイヤの愛称)とエネアはとても強そうだし、アプリリアやホルヘ・マルティン(プラマック)も凄く良さそうだ。ファビオ・(クアルタラロ/ヤマハ)は最後はかなり良かったみたいだし、トップ5に入るのも簡単なことじゃない。でも今、それが僕のいるポジションなんだ」
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