アプリリアとグレシーニ、来季関係継続の可能性は? エスパルガロは“4台最新マシン供給”を要望
アレイシ・エスパルガロは、2022年シーズン以降もグレシーニ・レーシングがアプリリアのサテライトチームへ留まってくれるなら素晴らしいと考えている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
アプリリアは2021年シーズンをもって、グレシーニ・レーシングとの提携が終了する予定で、来季以降に組むメーカーはまだ未定だ。しかしアレイシ・エスパルガロは両者の関係が続けばそれは「素晴らしいこと」だと考えている。
アプリリアはMotoGPへの参戦を復活させる際、グレシーニ・レーシングとの提携を選択。同チームを実質的なファクトリーチームとしてこれまで参戦を継続してきた。
しかし2020年末、グレシーニは前述の通りアプリリアとの提携を2021年限りで終了させると発表。2022年以降は再びインディペンデントチームとして戦っていくとしていた。
なおグレシーニ・レーシングは今年2月にオーナーであるファウスト・グレシーニが新型コロナウイルス感染によって逝去。4月末にチームを妻のナディア・パドヴァーニが引き継いでいくと発表されたばかりだ。
彼らは2022年シーズンに使用するマシンをどのメーカーから供給を受けるか、まだ決定していない。そのため今シーズンになって戦闘力を増してきているアプリリアとの関係を、再び継続する可能性も残っている。
ライダーのアレイシ・エスパルガロは、2022年以降にアプリリアがサテライトチームを持つことがバイク開発において重要だと考えており、グレシーニを“アプリリア・ジュニアチーム”として留めることができれば素晴らしいだろうと語った。
「サテライトチームを持つことは、僕らアプリリアの成長の助けになるという点で、非常に重要だ」と、エスパルガロは言う。
「KTMやドゥカティといった明確な例があるだろう。彼らはファクトリーチームが先頭集団に居ない場合でも、サテライトチームがそこに居るんだ」
「こうしたチームから、4台のバイクを走らせることでレベルが上がるというのはハッキリと分かっている」
「ウチのバイクがバレンティーノ(ロッシ)のチームなのか、グレシーニへ出されるのかどうか様子を見ていこう。まだ分からないけど、ファウストの奥さんがアプリリアのジュニアチームを続けることになったなら、とてもロマンティックだし、良いと思う」
エスパルガロの語るように、アプリリアがマシンを供給する候補のひとつとしては、2022年にMotoGPクラス参戦を予定しているバレンティーノ・ロッシ率いるVR46チームも挙げられる。
彼らはアプリリア以外にもヤマハ、スズキ、ドゥカティと話し合いを行なっており、今後数週間でどこと契約するのか明らかになってくると予想されている。
ただいずれにせよ、サテライトチームに対して“ファクトリーチーム”と同じマシンを供給する必要があると、エスパルガロは考えている。
「僕はマッシモ(リボラ/チームCEO)にサテライトチームを持つために、できる限りのことをして欲しいと頼んでいるんだ」
「サテライトチームにも同じバイクを供給して、比較することでポジティブな結果をもたらせるようにね。それからバイク開発の助けになる……例えばだけどドヴィ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ)のようなライダーが来た時にもね」
「4台の同じマシンを用意すれば多くのプラスな点がある。あとは各ライダーができることをやればいい。それ(4台の最新マシンを用意すること)が可能かどうかは、様子を見てみよう」
2021年シーズンのアプリリアは、新型マシンを投入して大きくパフォーマンスを向上。エスパルガロはこれまでの4レース全てでトップ10フィニッシュしており、既に昨シーズンの総獲得ポイント42に迫る、35ポイントを獲得してランキング7番手につけている。
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