MotoGPスティリア決勝:マルティン、ポール・トゥ・ウィンでMotoGP初優勝! 中上貴晶追い上げ5位
MotoGP第10戦スティリアGPの決勝レースが行なわれた。優勝はプラマックのホルヘ・マルティンだった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第10戦スティリアGPの決勝レースで、プラマックのホルヘ・マルティンが初優勝を果たした。
ステリィアGP決勝日は朝から雨となっていた影響で、ウォームアップはウェットコンディションで行なわれた。ただレース前には既に雨が降り止んでおり、MotoGPクラス決勝はドライレースが宣言され、気温18℃、路面温度19℃のコンディションでスタートを迎えた。
ポールポジションからスタートしたプラマックのホルヘ・マルティンだったが、ホールショットを決めたのはドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤ。バニャイヤはその後、オープニングラップをトップで通過した。
しかし3周目、3コーナーで大きな波乱が発生し、レースは赤旗中断となった。今回ワイルドカード参戦しているダニ・ペドロサ(KTM)が転倒すると、後方を走っていたロレンソ・サヴァドーリ(アプリリア)が転倒したペドロサのマシンに衝突。その結果マシンがコース上で炎上してしまったことが原因だ。
コースの清掃を経て、レースは全27周、オリジナルグリッドでのスタートで仕切り直しとなった。再スタート直後はジャック・ミラー(ドゥカティ)がレースを引っ張る展開となり、その後ろをマルティンとジョアン・ミル(スズキ)が追った。
3周もするとマルティンが先頭を奪い、2番手はミル、3番手にミラーというオーダーとなった。
その後ミラーはトップ2のペースについていくことができず、徐々に後退。後方から追ってきたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)にもオーバーテイクを許して4番手にポジションを下げた。
ミラーはクアルタラロの後ろを走行していたが、残り10周の7コーナーで転倒。ここでリタイアとなった。
トップを走るマルティンとミルだったが、マルティンのペースが落ちずその差は徐々に拡大。残り5周の段階でギャップは1秒を超えていた。
マルティンは以降もミルを寄せ付けない走りでトップチェッカー。MotoGPクラス初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。2位はミル、3位はクアルタラロだ。
4位以下はブラッド・ビンダー(KTM)、中上貴晶(LCRホンダ)、ヨハン・ザルコ(プラマック)となっており、ポイントリーダーのクアルタラロは、ランク2番手のザルコに対してギャップを広げることに成功した。
また、スティリアGP開始前に今シーズン限りでの現役引退を表明したばかりであるバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は13位だった。
転倒し赤旗中断の引き金となったペドロサだが、彼は怪我なくレースに再び参加。最終的にKTM勢で2番手の10位でポイントを獲得した。
もう一人レースの場に帰ってきたのが、負傷中のフランコ・モルビデリの代役としてペトロナス・ヤマハSRTから参戦した、カル・クラッチローだった。クラッチローは17位でレースを終了。次戦オーストリアGPとイギリスGPにも参戦する予定だ。
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